まず算出の基となる指標の数を、前回の16指標から22指標に拡充した。人口当たりの犯罪件数や交通事故件数、子ども医療費助成の対象年齢、水道料金、そして気候(夏暑くなく、冬寒くなく、日照時間が長い都市が上位)など、これまでとは別の視点からの指標を中心に、追加を行っている。 住みよさランキングの関東ブロックの1位は文京区(東京)となった。文京区の人口は22万4000人で、東京大学をはじめとした教育機関が多く集まる「文の京」だ。小石川後楽園や六義園などの庭園も所在し、東京都心部にあるが緑も多く残る。 ランキングでは、可住地面積当たり飲食料品小売事業所(食品スーパーやコンビニエンスストアなど)数が全国7位(以下、ブロック順位以外は全国順位)で、人口当たり飲食店数も67位と高く、利便度が9位と上位にあるのと、富裕度を構成する事業所当たり売上高、個人所得、住宅地地価が、いずれも偏差値の上限である70を超