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尾羽打ち枯らしたの検索結果1 - 6 件 / 6件

  • 教養とは:漁父の辞と水処理 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary 教養というと、実学に関係ないステータス財なのか、それとも実学にも役立つべきベースなのか、みたいな議論が起こる。だがその区別がない場合もあるし、それが理想かもしれないという気もする。大学の上水道学の講義で、屈原の「漁父の辞」に水処理の基本原理が描かれていると、まさに我田引水 (水処理だけに) で強引に読み取ってしまった教授は、なんかそれに近いことをやっていたようにも思う。そこから、直接実学と関係なくても、それと関係あるものを引き出す契機、みたいな教養の捉え方はできないものか? 今日、イベントで教養について話せといわれてあれこれ駄弁ったのですよ。 lms.gacco.org その中で、教養の役割とかいう話になる。こう、教養というと、実学とは離れた古典知ってます、みたいな、ボリス・ジョンソンがホメロスをギリシャ語で暗唱できますとか、日本なら四書五経だの漢詩だの

      教養とは:漁父の辞と水処理 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    • タリバンの「勝利」にアルカイダが沈黙している理由

      アフガン首都空港付近で自爆テロ。ISが犯行声明(写真:The New York Times/Redux/アフロ) アフガニスタン情勢が急展開した。アフガニスタンに駐留する米軍・NATO(北大西洋条約機構)軍が同国から撤退を開始すると、イスラム主義組織ターリバーン(以下、タリバン)が攻勢をしかけ、あっという間に首都カーブル(以下、カブール)を包囲。アシュラフ・ガニー(以下、ガニ)大統領は国外に脱出し、政権は瓦解した。 米軍のアフガニスタンからの撤退について、米国とタリバンはトランプ大統領時代の2020年2月に合意していた。すったもんだの末、その合意は履行されなかった。しかし、ジョー・バイデン大統領が2021年4月、9月11日までに駐留米軍を撤退させると発表。こちらはすんなりと進み始め、NATO軍もほぼ同時に撤退を開始した。そして、その結果がタリバンの一方的勝利である。 アフガニスタン情勢をフ

        タリバンの「勝利」にアルカイダが沈黙している理由
      • いや~~~あ、ほんまに美味いやんけファミマのジューシーナポリタン! - チコちゃんに叱られないブログ

        じじいの婚活・PART 6 2019年9月6日 最近お邪魔させてもらっている婚活中のももこさんのブログです。 堀彫りが深くて西洋風な派手顔らしいので、個人的にすこぶる興味津々で拝見させてもらっています。 ももこさんは、ひょっとしたら若いころはヤンキーだったかもしれない言動もちらっと見えなくもないけど、これはじじいの空想です。暴れまくったヤンキー女って、美人で頭の良い人の率がわりと高いんだよ。 ももこちゃんはただ今、堅物男性とマッチング中みたいだけど、なに構うもんかブログの独身の50代男性頑張れ! [冷凍]オーマイ Big ボロネーゼ 380g×12袋 メディア: その他 堅物男からももこさんを奪えばいいのだ。堅物男とうまくいくといいですねなんてよそ行きの言葉じゃなくて、ぼくと付き合いませんかと申し込めばいいのだ。 女を得るってのは、何かから奪う事。 まずは親から娘さんを奪う。 恋人がいれば

          いや~~~あ、ほんまに美味いやんけファミマのジューシーナポリタン! - チコちゃんに叱られないブログ
        • ケ セラ セラ。 - うちのふうふとエイトのこと。

          1956年に公開されたアルフレッド・ヒッチコック監督作品「知りすぎていた男」の挿入曲で、第29回アカデミー賞歌曲賞を授賞された声楽「ケセラセラ」。劇中終盤では母親が放歌高唱し、誘拐された息子を救出する端緒となる重要な役向きを担った隠れもない名曲です。 仏蘭西第二帝政期の社会と人間の生活を描き尽くすことを企図して、エミール・ゾラが著わした「ルーゴン・マッカール叢書」。環境と遺伝そして時代背景の因由による人間究明の試みで、1,200人が登場する全20巻の第7作目である「居酒屋」における主人公は洗濯女ジェルヴェーズです。彼女は生来足が悪く、父親の暴力に耐えて幼少期を過ごし、10代の前半で母親になると、子供とともに帽子屋の情夫に棄てられます。ブリキ職人のクーポーと結婚してからは仕事と育児に明け暮れ、束の間幸福を得ますが、夫が仕事中に屋根から転落し大怪我を負い、曾ての情夫帽子屋が家族を蚕食するように

            ケ セラ セラ。 - うちのふうふとエイトのこと。
          • 『街場の親子論』のためのまえがき - 内田樹の研究室

            みなさん、こんにちは。内田樹です。 本書は僕と娘の内田るんとの往復書簡集です。 どうしてこんな本を出すことになったのかについては、本文の中に書いてありますので、経緯についてはそちらをご覧ください。 ここでは「まえがき」として、もう少し一般的なこと、親子であることのむずかしさについて思うところを書いてみたいと思います。 本書をご一読して頂いた方はたぶん「なんか、この親子、微妙に噛み合ってないなあ」という印象を受けたんじゃないかと思います。 ほんとうにその通りなんです。 でも、「微妙に噛み合ってない」というのは「ところどころでは噛み合っている」ということでもあります。話の3割くらいで噛み合っていれば、以て瞑すべしというのが僕の立場です。親子って、そんなにぴたぴたと話が合わなくてもいい。まだら模様で話が通じるくらいでちょうどいいんじゃないか。僕はそう思っています。 最近の若い人って、あまり「つる

            • 『あたらしいサハリンの静止点』読書会レジュメ(その1)

              この記事についてこの記事は、文芸同人・ねじれ双角錐群メンバーで行われた読書会のレジュメを公開するものです。今回の読書会の課題本は、文芸同人・第三象限によるSFアンソロジー『あたらしいサハリンの静止点』。読書会は前半3作品/後半3作品の2回に分けて開催予定であり、本記事では前半3作のレジュメを公開します。 レジュメは、事前に共有編集状態にして参加メンバー全員で自由に書き込む形式で作成しています。読書会はKindle電子書籍版に準拠して実施し、ページ数などの位置情報はKindleで開いたときの「位置No.」で示しています。 世の文芸同人活動のますますの発展を願います。 『あたらしいサハリンの静止点』についてはこちら 『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記全体的な感想共産主義運動と宮沢賢治の思想が樺太の地で出会い、宇宙開発競争、クローン技術を巻き込んでいびつな歴

                『あたらしいサハリンの静止点』読書会レジュメ(その1)
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