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王侯貴族 wikiの検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 権力者が毒殺を防ぐために銀食器を使ったのは本当か - 最終防衛ライン3

    貴族が銀食器を好んで使う理由として、毒殺を防ぐためと書かれた本やウェブサイトを見かけますが本当なのでしょうか? 少し調べてみると欧米ではメジャーな雑学ではないようです。どうやら中国か韓国の王朝にその由来がありそうでした。 韓国でステンレス製の箸や器が好まれる理由として、上流階級が銀食器を使ったからとも書かれているのですが、これも本当なのでしょうか? 韓国の上流階級が銀食器を好んで使ったとが、その理由が毒殺を防ぐためという、確からしいソースが見当たりません。 疑問に思って調べてみたら、銀とヒ素の関係、世界史における銀の流通、ヨーロッパにおける食器の歴史に、中国の宮廷料理、韓国における塩不足に、銅やステンレスを含む金属の歴史などなどなど、とんでもない沼にはまってしまいました。 ちなみに、今回調べた内容はほぼウェブからの情報なので、不確かな点も多いです。確証を得るには、様々文献を調べ、専門家の意

      権力者が毒殺を防ぐために銀食器を使ったのは本当か - 最終防衛ライン3
    • エイドリアン・ウールドリッジ 著『才能の貴族 ―― いかにしてメリトクラシー(能力主義)は理不尽で古い社会を打倒し、現代世界を作り上げたか』(2021年)/70点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

      紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに 革命的なアイデア 第一部 優先順位、序列、地位 第二部 近代以前のメリトクラシー 第三部 メリトクラシーの勃興 第四部 メリトクラッツの行進 第五部 メリトクラシーの危機 おわりに メリトクラシーの再生 評価(評者・田楽心) 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 近年、「メリトクラシー(能力主義)」への新たな批判が提起されている*1。メリトクラシー meritocracyとは、「教育制度として『英才教育制度、成績第一主義教育』、社会形態として『能力(実力)主義社会、効率主義社会、エリート社会』、政治形態として『エリート階級による支配、エリート政治』、主義・原理として『効率主義、能力主義、エリート支配原理』」*2などを意味する言葉だ。 昨年ヒットしたマイケル・サンデル著『実力も運のうち 能力主義は正義か』

        エイドリアン・ウールドリッジ 著『才能の貴族 ―― いかにしてメリトクラシー(能力主義)は理不尽で古い社会を打倒し、現代世界を作り上げたか』(2021年)/70点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
      • スーツの歴史【前編】ジェントルマンの意味に潜む近代スーツの誕生秘話 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

        筆者のかつての本業、紳士服業界が長かったので、たまには服飾に関することも書こう。今回は、あまり知られていないテーラードスーツの誕生秘話についてだ。テーラードスーツとは、ビスポークテーラー(英国の仕立て屋)で仕立てられるタイプのいわゆる背広型の洋服の事を指す。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8C%E5%BA%83 ~なぜスーツの形は200年間もほとんど変わらないのか?~ 現代においてスーツもしくはメンズスーツと言えばテーラードスーツを意味する。では、テーラードスーツ(以下スーツ)における、歴史の中でのデザインの変遷と、スーツを着る精神的ならびに文化的背景という二つの面から語りたい。 まずはデザインの変遷から見るスーツの誕生について。 スーツは洋服の中で、20世紀初頭からほとんど基本形を変えないで、世紀を超えて愛されてきたという、恐ろしいほどのロング

          スーツの歴史【前編】ジェントルマンの意味に潜む近代スーツの誕生秘話 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々
        • 【完全版】ジェントルマンの意味に潜む近代スーツ誕生秘話と現代スーツへの変遷 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

          筆者はかつての本業、紳士服業界が長かったので、あまり知られていないテーラードスーツの誕生秘話や現代スーツに至る流れについて、俯瞰的にまとめてみた。テーラードスーツとは、ビスポークテーラー(英国の仕立て屋)で仕立てられるタイプのいわゆる背広型の洋服の事を指す。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8C%E5%BA%83 なぜスーツの形は200年間もほとんど変わらないのか? 現代においてスーツもしくはメンズスーツと言えばテーラードスーツを意味する。では、テーラードスーツ(以下スーツ)における、歴史の中でのデザインの変遷と、スーツを着る精神的ならびに文化的背景という二つの面から語りたい。 まずはデザインの変遷から見るスーツの誕生について。 スーツは洋服の中で、20世紀初頭からほとんど基本形を変えないで、世紀を超えて愛されてきたという、恐ろしいほどのロングセラ

            【完全版】ジェントルマンの意味に潜む近代スーツ誕生秘話と現代スーツへの変遷 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々
          • 第18回 なぜ英語とフランス語は似ているの? | 歴史で謎解き!フランス語文法(フランス語教育 歴史文法派) | 三省堂 ことばのコラム

            学生:先生、フランス語には英単語と同じ綴りや似た綴りの単語がたくさんありますね。私はフランス語を学びはじめてまだ数ヶ月なのですが、今まで教科書に出てきた単語のなかにも、英単語と同じ綴りのフランス語の単語がいくつもあります。例えば、table「テーブル」、image「イメージ」、attention「注意」、nation「国家」、cousin「いとこ」、service「サービス」、culture「文化」、style「スタイル」、train「列車」、journal「新聞」とか。綴りが同じなので、つい英語読みしてしまって先生に注意されたりすることがあるのですが。英語とフランス語でこんなに共通した語彙が多いのはなぜでしょうか? 先生:英語の語彙の6割ちかくはフランス語もしくはラテン語からの借用語だからだよ。 学生:フランス語は、西ローマ帝国領内で話されていたラテン語が変化したものですよね[注1]?

              第18回 なぜ英語とフランス語は似ているの? | 歴史で謎解き!フランス語文法(フランス語教育 歴史文法派) | 三省堂 ことばのコラム
            • 運用会社 - Wikipedia

              資産運用会社(しさんうんようがいしゃ、英: asset management firm)とは、広義には投資家の資産を預かり、その資産運用を代行する企業のことである。狭義には投資信託(ファンド)の運用の指図を行う企業のことで、投信会社[1]や運用委託会社[2]とも呼ばれる。ここでは、後者について記述する。 概要[編集] 資産運用会社は、銀行や証券会社等の販売会社が投資家に販売する投資信託を開発し、運用している。投資家(顧客)が投資信託を購入すると、その資金は信託財産として受託会社(主に信託銀行)に預けられ、その運用は運用会社に委託される。運用会社は投資信託の運用方針に従い、預けられた資金を株式や債券といった資産に投資する。運用会社は投資信託の運用・管理費用として委託者報酬と呼ばれる手数料を信託財産から日々控除するが、これが運用会社の主な収益源となる。一般的に、この委託者報酬は予め定められた料

              • 糸魚川のヒスイ - Wikipedia

                本項では、新潟県糸魚川市とその周辺におけるヒスイの生成と地学的見地、そして利用の歴史などについて取り上げる。糸魚川市近辺で産出されるヒスイは、5億2000万年前に生成された[1]。長い時間を経て、原産地周辺ではヒスイを利用する文化が芽生えた[2][3][4][5]。その発祥は、約7000年前の縄文時代前期後葉までさかのぼることができる[2]。これは世界的にみても最古のもので、同じくヒスイを利用したことで知られるメソアメリカのオルメカ文化(約3000年前)とマヤ文明(約2000年前)よりはるかに古い起源をもつ[2][4]。 ヒスイ文化は原産地である糸魚川を中心とする北陸地方で著しい発展を見せた[2][6]。ヒスイ製の玉類などは、その美しさと貴重さゆえに威信財(いしんざい)[7]として尊ばれた[2][8]。ヒスイ製品の完成品や原石類は縄文時代、弥生時代から古墳時代を通じて近隣地域だけではなく、

                  糸魚川のヒスイ - Wikipedia
                • フェルメール・ブランドはいかに生まれたのか? 17世紀オランダ絵画事情から探る

                  フェルメール・ブランドはいかに生まれたのか? 17世紀オランダ絵画事情から探る日本で絶大な人気を誇るヨハネス・フェルメール。その名前はいかにして「ブランド」となっていったのか? フェルメールが生きた当時のオランダの絵画事情や同時代の他の画家たちによる作品の紹介も交え、フェルメール・ブランド誕生までの軌跡をたどる。 文=verde ヨハネス・フェルメール 窓辺で手紙を読む女(修復後) 1657-59頃 ドレスデン国立古典絵画館蔵 © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische 穏やかな光と、静謐な空気を湛えた室内画で名高いフェルメール。彼が自らのスタイルを確立した、記念碑とも言うべき作品《窓辺で手紙を読む女》が、4年間にわたる修復期間を経て、2021年に

                    フェルメール・ブランドはいかに生まれたのか? 17世紀オランダ絵画事情から探る
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