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田端義夫 ギターの検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 広沢虎造から考えるJ-POP史

    昔は銭湯に入ると一人くらい、「旅ゆけば〜♪」と気持ちよく喉を鳴らしているおじさん、おじいさんがいたという。 このフレーズは浪曲の大名人、広沢虎造の十八番「清水次郎長」に出てくる定番フレーズ。ちなみに静岡清水出身であるさくらももこ氏の「ちびまるこちゃん」にも、まるこが冒頭のフレーズを口ずさむシーンがある。ちなみに、広沢虎造発の他の有名フレーズといえば、「馬鹿は死ななきゃ治らない」と、シブがき隊によってアップデートされた「寿司食いねえ」等がある(両方とも「森の石松と三十石船」に登場する) 今でも言い回しや言葉が残るほど、かつての広沢虎造の人気は絶大であったし、また浪曲の人気もものすごいもので、テレビが普及する戦後までは日本のエンターテインメントの頂点であった。ちなみに私は若手だと関西節の方が好みで、かつてケイコ先生で知られた春野恵子さんや真山隼人さんが好きです。 例えば、われわれが今の音楽を語

      広沢虎造から考えるJ-POP史
    • 第5回 「流行歌」の誕生――浪曲からロカビリーまで | 北島三郎論 艶歌を生きた男 | 輪島裕介 | 連載 | 考える人 | 新潮社

      録音と実演の分裂――「はやり唄」から「はやらせ唄」へ 今回は、昭和初期における外資系レコード産業の日本市場参入と、「声はすれども姿は見えず」を特徴とする「流行歌」の成立について概観したうえで、そこから逸脱する雑多な実演に由来する要素が、戦後、部分的に取り入れられてゆく過程についてみてゆく。そのうえで、1962年の北島三郎のデビューを、そうした巷の芸態の流入と、レコード会社専属制度の動揺という文脈のなかに位置づけてみたい。つまり、サブちゃんの個人史ではなく、文化史および産業史に注目して、北島三郎登場の背景とその意義を探る、ということになる。 北島三郎の代表曲のレコードジャケット(著者私物、撮影・新潮社) 大正時代、関東大震災前後には、異種混淆的な実演に基づく音と声の表現の文化が形成されていた。浪花節、安来節(やすきぶし)、女剣劇、書生節、映画説明と和洋合奏、小唄映画、といった、在来の芸態に近

        第5回 「流行歌」の誕生――浪曲からロカビリーまで | 北島三郎論 艶歌を生きた男 | 輪島裕介 | 連載 | 考える人 | 新潮社
      • 福田こうへいさん、「帰り船」を歌う 。 - 宇奈月ブログ

        ●福田こうへいさんと「帰り船」● o田端義夫さん。 o直立不動の彼。 0エレキギターを 0わきに抱えたポーズ。 彼の曲を目を閉じて 聞き入れば、 まじめな ちょっとした語りと エレキギターを抱えた 姿がステージの姿とともに 聞き手の瞼の裏に残ります。 そして心に残る歌をたくさん 歌っています。 例えば: 帰り船 大利根月夜 十九の春 上海の花うり娘 島育ち ****** 福田こうへいさんが 田畑義夫さんの曲を 選んだ理由は わかりませんが、 やはりこの歌から 強いテレパシーを 感じたに違い ありません。 ●〽 帰り船 〽● 歌手:田畑義夫 :福田こうへい(カバー) 作詞:清水みのる 作曲:倉若晴生 www.youtube.com 1番〽 波の背の背に 揺ら荒れて揺れて 月の潮路の 帰り船 霞む故国の 小島の沖じゃ 夢もわびしく よみがえる 2番〽 捨てた未練が  未練となって 今も昔の 

          福田こうへいさん、「帰り船」を歌う 。 - 宇奈月ブログ
        • 第6回 上京・流し・デビュー | 北島三郎論 艶歌を生きた男 | 輪島裕介 | 連載 | 考える人 | 新潮社

          美空ひばりに憧れて 北島三郎は1936年10月4日に北海道上磯郡知内(しりうち)村(現在は知内町)で、7人きょうだいの長男として生まれた。知内は函館から50kmほど西の津軽海峡沿いの漁村で、生家は祖父の代には網元としてかなり豊かだったが、父の代には半農半漁の厳しい生活だったという。歌自慢の祖父が子守唄がわりに歌う江差(えさし)追分(おいわけ)をおぶられて背中で聞いたことを、自身の歌手になる原点としている。 北島三郎の代表曲のレコードジャケット(著者私物、撮影・新潮社) 参考までに近い年代の有名人を挙げておこう。石原裕次郎が1934年、エルヴィス・プレスリー、寺山修司、美輪明宏が1935年、長嶋茂雄が1936年の早生まれ。北島と同学年になる1937年の早生まれでは阿久悠、江利チエミ、雪村いづみ。島倉千代子とこまどり姉妹が1938年早生まれ、小林旭、なかにし礼が1938年。ちなみに五木寛之は1

            第6回 上京・流し・デビュー | 北島三郎論 艶歌を生きた男 | 輪島裕介 | 連載 | 考える人 | 新潮社
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