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白石一文の検索結果1 - 14 件 / 14件

  • 2020上半期オススメ本10冊(と、おまけ数冊) - きまやのきまま屋

    上半期の読了本は75冊でした! ののはな通信 宝島 ピエタとトランジ 持続可能な魂の形 君がいないと小説は書けない わたしのいるところ 生者と死者に告ぐ うたうおばけ 神様はいつも両方をつくる ブードゥーラウンジ 今回は特例をつけます。 ・冊数の集計は1〜6月 ・しかし「これは上半期に読むはずだった」と心底感じる本をガシガシと7月に読んでいるので、オススメ本にはそれらも入れる!辻褄は年末に合わせる。 ののはな通信 特例を作っておきながら最初のはちょっと前の刊です。2018年から目をつけていて、やっと読みました。 ののはな通信 (角川書店単行本) 作者:三浦 しをん 発売日: 2018/05/26 メディア: Kindle版 私はどうやら、往復書簡モノが好きみたいだ。メールに取って代わられても良い。クラス内で回されていたお手紙なんてもっと良い。 仲良し二人組だった「のの」と「はな」の手紙での

      2020上半期オススメ本10冊(と、おまけ数冊) - きまやのきまま屋
    • 『すずめの戸締まり』新海誠監督が影響受けた、オススメしている作品 - 社会の独房から

      今もっとも勢いのあるアニメ映画監督といえば『君の名は。』『天気の子』そして『すずめの戸締まり』と大ヒットを続けている新海誠で異論はないと思う。 今回はそんな新海誠監督に影響を与えてきたり、オススメしている作品をまとめたので紹介していく。SF小説と、ダメな大人が出てくる作品が多め。 ダ・ヴィンチ 2022年12月号 より ダ・ヴィンチ 2022年12月号 [雑誌] 『三体』 劉慈欣著 三体 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 中国のSF作家劉慈欣による長編小説。現代でSF小説といえば本作といっても過言ではない程有名なので、読んだことない人でもタイトルぐらい聞いたことある人は多いだろう。全5巻と長いのでAudibleで聞くのもアリ。映像化も予定されている。 本の雑誌であるダ・ヴィンチらしい質問としてオススメの本の質問に対して新海誠監督は『三体』と答えている。スペースでも同じようにオススメし

        『すずめの戸締まり』新海誠監督が影響受けた、オススメしている作品 - 社会の独房から
      • 大好きな作家さん自ら… - 繊細さんが、今日も行く

        ご訪問いただきまして、ありがとうございます。 ブログを始めて1年と少し。 さまざまなことについて書いてきましたが、最近チカラを入れているジャンルは【本の紹介】と【映画の紹介】です。 映画はほとんどAmazon Primeで観ることができるものなので、必然的に旧作が多くなります。 一方、本に関しては私は書店で新刊を購入するのがわりと好きなので、新作をご紹介することも多々あります。 たとえば、先日ご紹介したこちらの作品。 mabelle.life 発行は2021年7月5日。 初出(作家が初めて世に出すもの)は同年4月です。 タイトルにあやかるわけではないですが、産声をあげてからまだ間もないこの作品。 あまりにも感動したため上の記事を書き、さらにTwitterで【ブログ記事更新のお知らせ】を発信しました。 私はTwitter上で(も)あまり人気がないので(笑)、ふだん更新のお知らせをしても9割の

          大好きな作家さん自ら… - 繊細さんが、今日も行く
        • 白石一文 新刊『我が産声を聞きに』~読まなきゃ損~ - 繊細さんが、今日も行く

          「ものすごい小説を読んでしまった」 読み終えたあと、そう思いました。 真夜中に読み終えたのですが、案の定興奮して眠れず。 それと同時に、自分が著者の意図をしっかりと把握できたのかどうか不安になりました。 ちょっと人生観が変わりそうな小説です。 皆さんに読んでいただきたいですが、特に主婦の方にはぜひともお勧めしたい! いったいどんなストーリーなのか、ネタバレなしでご紹介したいと思います。 白石一文『我が産声を聞きに』あらすじ 白石一文『我が産声を聞きに』感想(ネタバレなし) 白石一文という作家 白石一文『我が産声を聞きに』あらすじ 物語の舞台はコロナが蔓延している2020年の東京。 主人公は、名香子(ナカコ)。47歳の兼業主婦。 一人娘の真理恵(20歳)が大学進学とともに独り暮らしを始めたため、現在は夫の良治(リョウジ)(54歳)との二人暮らしだ。 名香子は大学時代にイギリスへの留学経験があ

            白石一文 新刊『我が産声を聞きに』~読まなきゃ損~ - 繊細さんが、今日も行く
          • 『今週 印象に残った1冊』

            お盆でしたね。 あまり外にも出かけずに、家でゴロゴロしていました。 部屋の中の密度が常に高くて何だか息苦しい・・・ 小学生たちの夏休みは残すところあと1週間。 宿題の最終チェックに入らねば!と気合いを入れ直します。 みなさんはどんな1週間を過ごされましたか? 今週印象に残った1冊を紹介します。 白石一文さんの『火口のふたり』です。 映画化され、柄本佑と瀧内公美が共演。8月23日(金)公開です。 火口のふたり (河出文庫) 自分がとても危うい場所に立っているように感じることがあるで しょうか。顔が青ざめるような状況で、身体の奥でたぎるものが ある。そのたぎる何かに従って行動することは、目の前の状況に目をつぶっているだけ、と周囲の人は言うかもしれません。しかし、その熱いものに流されていくことで、燻っていた閉塞感や絶望も流されていくのです。これは、そんな男女それぞれが感じる欲望と絶望を描いた物語

              『今週 印象に残った1冊』
            • 【はてなブロガーに100の質問】にトライ(後編) - 繊細さんが、今日も行く

              いま、はてなブロガーさんの間で流行っている100個の質問。 前回は、30問だけ答えました。 mabelle.life 本来なら残りは70問なのですが、皆さんが途中で閉じてしまわないようにちょいとズルをしてそこそこちゃんとした回答が出せそうな質問にだけ答えていきたいと思います! 31.家族に知られてる? A. Yes ! ブログ名もURLも知っています。でも忙しい人たちなので読んでないはず。ちなみに夫はブログタイトルに拒否反応を示していました笑 32.友人に知られてる? A. 数名の方には知られています。先日も「たまに読んでるよ」と言われました。ちょっと恥ずかしい気もするけれど、基本的には「人は他人にそれほど興味がないから大丈夫」と思っています。 35.誰に読んでほしい? A. みんなに読んでほしいけれど、あえていうなら… 陰キャで友達が少ない人!私みたいに!笑 37.ブログの方向性悩む?

                【はてなブロガーに100の質問】にトライ(後編) - 繊細さんが、今日も行く
              • 『火口の底に渦巻くのは欲望か、あるいは絶望か』

                イラストブックレビュー ぬこ ☆ れびゅ 雑読猫「ぬこさん」が様々なジャンルの本をレビューします。 本との出会いにちょっぴりお役に立てれば幸いです。 『火口のふたり』 白石 一文 (著) ¥637河出文庫 (「BOOK」データベースより) 結婚式を控えて、従兄の賢治と久しぶりに再会した直子。しかし 彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でも あった―。挙式までの五日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、ふたたび過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行きつく先は?恋愛小説の名手・白石一文が描く、極限の愛。 <こんな人におすすめ> 先のない2人の愛を描いた話を読んでみたい 身体を通して繋がる愛の形を描いた話に興味がある 白石 一文のファン 火口のふたり (河出文庫) 読書人が集う『シミルボン』にて、インタビュー記事掲載! https://shimirubon.jp

                  『火口の底に渦巻くのは欲望か、あるいは絶望か』
                • 『君がいないと小説は書けない』白石一文|自己分析を突き止めた到達点がある - 書に耽る猿たち

                  『君がいないと小説は書けない』白石一文 新潮社[新潮文庫] 2022.9.13読了 敬愛する作家の一人、白石一文さんの自伝的小説を読んだ。単行本刊行時から気になっていたが、確かあの時はほぼ同時に刊行された島田雅彦さんの作品(これも自伝的小説)を手に取った記憶がある。 honzaru.hatenablog.com 小説のタイトルだけを読むと、君(妻または恋人)がいないと仕事ができない、つまり「君がいないと何もできない」というように、言ってみれば他人に依存してしか生きられないやわな男を描いたものなのか?と訝しんでいた。しかし、読んでみるとそういう話ではなかった。 なんというか、深淵に迫るものがあるのだ。自己分析を突き詰めたならではの到達点がある。白石さんはあとがきで、この作品を「思索小説」と呼ぶ。確かに小説っぽくなかった。ある程度歳を重ねた人であれば、この作品を読んで、今までの人生を振り返り、

                    『君がいないと小説は書けない』白石一文|自己分析を突き止めた到達点がある - 書に耽る猿たち
                  • 『愛すること、生きること、死ぬことを刺さるような言葉で綴る』

                    イラストブックレビュー ぬこ ☆ れびゅ 雑読猫「ぬこさん」が様々なジャンルの本をレビューします。 本との出会いにちょっぴりお役に立てれば幸いです。 『僕のなかの壊れていない部分』 白石 一文 (著) ¥924 文春文庫 (「BOOK」データベースより) 昔の男が住む京都で、美しい恋人はどんな反応をするのだろうか。悪意のサプライズ旅行を企画した29歳出版社勤務の「僕」は、関係を持つ三人の女性の誰とも深く繋がろうとはしない。理屈っぽく嫌味な言動、驚異の記憶力の奥にあるのは、絶望か渇望か。切実な言葉たちが読者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作。 <こんな人におすすめ> 愛に絶望を感じている男を描いた物語を読んでみたい 愛や生死について深く鋭い言葉で綴る話に興味がある 白石 一文のファン 僕のなかの壊れていない部分 (文春文庫) 読書人が集う『シミルボン』にて、インタビュー記事掲載! http

                      『愛すること、生きること、死ぬことを刺さるような言葉で綴る』
                    • 8 功名が辻(1965) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                      合本 功名が辻【文春e-Books】【電子書籍】[ 司馬遼太郎 ] 価格: 2241 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 織田信長軍の中で貧乏してパッとしない、「ぼろぼろ伊右衛門」と呼ばれる山内伊右衛門一豊。そんな一豊のもとに、千代という美しい娘が嫁いできた。婚礼の夜、千代の夢は夫を一国一城の主にすることで、一豊様ならばできます、と励ます。与力として仕えた秀吉の引きもあり、一豊は少しずつ出世する。 安土城を築城中、一豊は城下で駿馬を売る商人を見かける。見事な馬に心を奪われるが、十両という金額に一旦は諦める。しかし話を聞いた千代は、城下でも評判になったその馬を購入すべきと決意し、秘蔵の小判を差し出して買うよう一豊に促す。一豊は分不相応の家臣を抱えて貧乏続きの中、妻がへそくりを隠していたことに憤慨する。しかし千代の「泣き落とし」の演技にあって、結局金を受け取って馬を買い、その後の京都御馬備えもあ

                      • 『道』白石一文|あの時、ああしていれば - 書に耽る猿たち

                        『道』白石一文 小学館 2022.7.23読了 白石一文さんの小説は、年々柔らかくなってきているような気がする。昔の作品は切れ味鋭く、読むたびに感情を揺さぶられた記憶があるのだが、今はゆったりとした心持ちで読める。それはそれで悪くないと思うのは自分も歳を重ねたからであろう。 帯にもあるように、タイムスリップの話である。娘を交通事故で亡くし、精神に異常を喫した妻と過ごす日々、功一郎は過去を悔やむ。あのときああしていれば、娘の事故は未然に防げたのではないか、妻も自殺未遂をしなかったのではないか。昔一度成し遂げた「あれ」を試し、2年ちょっと昔の自分に戻るのだ。 あり得ないストーリーではあるのだが、妙にリアリティがある。細部まで繋がるストーリーに隙がなく、まるで何層にもある世界が同時進行しているような感覚になる。死後の世界があるという考えも、これに近いんじゃないだろうか。 人は誰しも「あの時、ああ

                          『道』白石一文|あの時、ああしていれば - 書に耽る猿たち
                        • 柄本佑さん「兄弟の2人芝居は、いつでも帰れる自分たちのホーム」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                          友だちとも、恋人とも違う、同じ目的を共有する「相棒」とはどんな存在? 「相棒」との大切なエピソードを語っていただくこの連載。今回登場してくださったのは、映画「火口のふたり」で主演した柄本佑(えもと・たすく)さんです。 ◇ 私:柄本佑(俳優) 相棒:柄本時生(俳優) えもと・ときお 1989年10月生まれ、東京都出身。2003年、映画J am Films S「すべり台」(05年)のオーディションに合格し、主演デビューし、映画やドラマ、舞台に活躍。主な出演映画に「ホームレス中学生」(08年)、「アフロにした、暁には」(09年)、「さや侍」(11年)、「超高速!参勤交代」(14年)、「聖の青春」(16年)、「旅のおわり世界のはじまり」(19年)など。また、主な出演ドラマに、「功名が辻」「おひさま」「初恋芸人」(以上NHK)、「福家警部補の挨拶」(フジ系)、「全裸監督」(19年)など多数。 今年2

                            柄本佑さん「兄弟の2人芝居は、いつでも帰れる自分たちのホーム」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                          • 白石一文「人生は失敗」と語る天才に見える境地

                            文藝春秋で「天才編集者」と呼ばれた男の後悔 若い。自伝的小説『君がいないと小説は書けない』(新潮社)を1月に上梓した直木賞作家は、とても還暦を過ぎたとは思えない、余計な貫禄や威圧感とは無縁の、”好青年”とすら呼べそうな風貌だった。 するりと座った白石一文は、お若いですねとのこちらの言葉に「体は80ぐらいだと思います。ほんとひしひしと老いを感じているんですよね」と、とぼけてみせる。文春時代の話を振ると「僕は評判悪いよ」と軽やかに笑った。 「でも僕の名誉のためにあえて言っておくけど、僕が文藝春秋で評判が悪いのは、僕自身の評判が悪いわけではなくて、僕が仲良かった人たちの評判が悪いから(笑)。彼らはとりわけ優秀だったんですけど、別に性格がどうだろうと能力が高ければいいと思って親しく付き合わせていただいてたんですね。すると僕が会社辞めたあと、その連中は当然いい人じゃないから評判が悪い。若い人たちはみ

                              白石一文「人生は失敗」と語る天才に見える境地
                            • 石川一文著「投身」「翼」「ここは私たちのいない場所」を読んで、その死生観に魅かれた。 - 人生後半、遊び人

                              白石 一文 著‥‥‥「翼」 ‥‥‥「ここは私たちのいない場所」 著者の描く世界観が、今まで読んだ本の中には無かった。 刺さる言葉が所々にちりばめられて‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン? そういえば、不思議な感覚の本を昨年の秋に読んだなと思い出す。 同じ著者で、納得。 gagamama.jp メメントモリなる単語が浮かぶ。 核家族化して、「死」は遠ざかるばかりの今。 必ず訪れるその時を、日常は意識することがない。 92歳の母が、終末期と言われながら、実感がわかない事も事実。 まして、自分は? 著書の中で、人は死ぬ間際でも 「自分が死ぬのかどうか判断がつかないまま本当に死んじまうんだよ。」 と言わせている。 終末期の(本人には伝えていない)母でも、症状の苦しさから解放されると、 茹で玉子が食べたいとかファミマのたい焼きが食べたいとか、 また裁縫を頑張ってやりたくなったて!と言い出す始末‥‥‥(

                                石川一文著「投身」「翼」「ここは私たちのいない場所」を読んで、その死生観に魅かれた。 - 人生後半、遊び人
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