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粋な夜電波 花束みたいな恋をしたの検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 「サブカル」って結局どこまでがサブカルなんだよ - kansou

    映画『花束みたいな恋をした』のネタバレするんですけど、これ劇中にとんでもない量の実在する音楽やら漫画やら小説やらの固有名詞がバンバン出てきて思い出と共感性羞恥に惨殺されるメンタルスプラッター映画なんですね。 だから感想とか評価漁ってもいわゆる「サブカル系御用達」的な語られ方してるのがほとんどで俺もそう思ってたんですが、ふと「サブカルって結局どこまでがサブカルなんだ」って考えたらわからなすぎて脳溶けました。 そもそも「サブカル」の意味調べても サブカルチャー。社会の正統的、伝統的な文化に対し、その社会に属するある特定の集団だけがもつ独特の文化。大衆文化・若者文化など。下位文化。サブカル。→カウンターカルチャー サブカルチャーのかんたんな意味 Weblio辞書 は…?全然わからん…なんて…?か、カウ…? 一方、「メインカルチャー」 サブカルチャーと対比して用いられる語で、ある社会で支配的な文化

      「サブカル」って結局どこまでがサブカルなんだよ - kansou
    • 坂元裕二『花束みたいな恋をした』 - 青春ゾンビ

      <A面> 絹(有村架純)が「この人はわたしに話しかけてくれている」と心酔するブログ『恋愛生存率』ではいつも同じテーマが綴られていた。それは、”はじまりはおわりのはじまり“。 出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティーのようにいつしか終わる。だから恋する者たちは好きなものを持ち寄ってテーブルを挟み、お喋りをし、その切なさを楽しむしかないのだ ある日、ブログの筆者である”めい“は恋に落ち、「数パーセントに満たない生存率の恋愛をわたしは生き残る」と綴ったその一年後に自ら命を絶ってしまう。 めいさんが死んだ 恋の死を見たんだろうか。その死に殉ずることにしたんだろうか。どれも想像に過ぎないし、そこに自分の恋愛を重ねるつもりはない としながらも、絹の頭には「どんな恋でも、いつしか必ず終わりを迎える」という諦念が刷り込まれている。麦(菅田将暉)が何気なく言ってのける「僕の人生の目標は絹ちゃんとの現状維持

        坂元裕二『花束みたいな恋をした』 - 青春ゾンビ
      • 『花束みたいな恋をした』はなぜ観客の心に響くのか 菅田将暉と有村架純の役柄から紐解く

        W主演の菅田将暉と有村架純、脚本の坂元裕二、監督の土井裕泰と、映画『花束みたいな恋をした』は、TVドラマと映画を横断する主要キャストとスタッフが集まった作品だ。そんな本作は、まさにドラマと映画の間の位置で、一つの男女の恋愛関係を描く内容となっていた。 だが、本作でとくに異彩を放っているのは、やはり個性的な脚本だろう。SNSでは一部の観客が「死ぬ……」と感想を書くなど、阿鼻叫喚の反応が見られる部分もある。これはいったい何なのか? ここでは、本作の物語の設定や展開が意味するものに絞り、何が描かれていたのかを考察していきたい。 東京の大学生、麦(菅田将暉)と絹(有村架純)は、ある夜に終電を逃し、明大前駅の改札で偶然に出会う。話してみると、信じられないくらいに趣味が一致していることに気づき、意気投合。大学を卒業して、最寄駅まで徒歩で30分かかる多摩川沿いの部屋で同棲を始めた二人は、少ない実入りのフ

          『花束みたいな恋をした』はなぜ観客の心に響くのか 菅田将暉と有村架純の役柄から紐解く
        • 過去の坂元裕二作品から読み解く 映画『花束みたいな恋をした』

          「大恋愛」と聞くと、「なかなか経験できないドラマみたいな恋愛」をイメージする人が多いのではないでしょうか。 たとえば不釣り合いな身分や状況を克服する恋愛、略奪愛や障害のある恋愛。相手のことがまだよくわからないうちにのめり込んでしまう、衝動的で情熱的な恋。それはとてもロマンチックで、そんな恋は2人をドラマの主人公に変えてくれます。でも、本当にそれだけが「大恋愛」なのでしょうか。 そんなことを思ったのは、映画『花束みたいな恋をした』を観てしまったから。観終わってからしばらく経っても、まだ胸がチクチクするという人、多いと思います。つい引きずってしまい、サントラを聞いたり、劇中に出てくるカルチャーに浸ったり、誰かと共有して自分の物語として語りたくなる、そんな誘発タイプの映画なんです。 そこで、みなさんの語りたい欲にさらに薪をくべるべく、過去の坂元裕二作品を下敷きにしながら本作の恋愛について考えてみ

            過去の坂元裕二作品から読み解く 映画『花束みたいな恋をした』
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