文化庁、27日に京都移転 地方創生で発信力強化―出張費、年4700万円 2023年03月22日07時11分 文化庁が移転する旧京都府警察本部本館(手前)と新行政棟(奥)=17日、京都市 文化庁が27日、東京・霞が関から京都市に移転する。東京一極集中の是正と地方創生を進めるため、2016年に当時の安倍政権が決定。同庁は長官直属の「食文化推進本部」(仮称)などを設置して情報発信を強化する。中央省庁初の「全面移転」をうたうが、九つある課のうち4課は東京に残留。京都勤務の職員も国会対応などで上京するため、年間4700万円の出張費がかかる見込みだ。 【ニュースQ&A】文化庁、なぜ移転? 引っ越し費用11億円 同庁職員は590人。うち50人は先行して17年に京都に移った。今月27日には都倉俊一長官と中核職員ら20人が移動。ゴールデンウイーク中にさらに310人が移り、5月15日から京都での業務が本格始動