お大師さまは、平安時代を代表する 筆(書)の名人 として有名です。 平安時代 弘法大師(お大師さま) 嵯峨天皇 橘逸勢(たちばなのはやなり:西暦782年?〜842年) の3人は 『三筆(さんぴつ・さんひつ)』 として知られています。 お大師さまの筆(書)に関しては、お大師さまが乗った遣唐使船が漂流した時に、その地方を管理する州の長官宛てに書いた文章で遣唐使一行を救った話を以前のブログに書いていますので、そちらも参考にしてみてください。 ↓ ↓ ↓ お大師さまが筆(書)の名人として知られていたのは日本だけではなく、お大師さまの留学先であった中国の唐(とう)で 五筆和尚(ごひつわじょう) として筆の名人の称号で呼ばれていたことは、お大師さまの50年後に唐に渡った円珍(えんちん:西暦814年〜891年 天台宗寺門派の開祖)によって伝えられています。 五筆とは書に関する5つの書き方のことを言い 篆