2021/5/21作成 2022/4/14改訂 平倉圭+平倉ゼミ生 美大ではない総合大学で、作品制作する学生と論文を書く学生を一緒に教えていると、いくつか典型的なすれ違いが起こることに気づく。以下は、作品制作コースの学生が私のゼミで発表するときのために、発表者と聞き手双方のメソッドをまとめたもの。誰かの参考になれば。ゼミ生と共同で作成しました。 — 【発表者の方法】 ①文脈作成:背景と全体像 →制作の背景にある動機、関連する自他の作品、歴史的・社会的・理論的etc.文脈 ※文脈は制作者自身が編む・作り上げるもの →作品の概要・基本的情報 ②問題作成:問題の設定と共有 →この制作でやろうとしていることはなにか →今日この場で議論したいことは何か ③知覚作成:作品の要素と構造の実例提示 →作品を構成する要素と、要素間の関係を示す。 →聞き手が、制作を理解するための知覚を新たに発生させられるくら