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犬山紙子の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 介護中の私を支えてくれた、中目黒と代官山の煌めき(文・犬山紙子) - SUUMOタウン

    著者: 犬山紙子 東京の女の子になった姉 私より一足先に東京に行った2つ年上の姉は、いつの間にか雑誌に出てくるようなおしゃれでかわいい女の子になっていた。対して私は、ニキビとコンプレックスを顔にのせ、なんちゃってギャルをやりながら宮城県名取市で暮らしていた。もう20年近く前の話だ。 大学生になった私は、まだ将来の夢を持てずにいた。子どものころから文章を書くことが大好きだったけれど、それを夢に繋げることを意識的に避けていたのだ。「弱っちい何者でもない自分」を守るために冷笑的なスタンスでいる癖がついた私は、現実的でない夢を掲げることができなかったし、自分に自信もなかった。冷笑的に世界を見る私は、自己否定と閉塞感の塊だった。 そんな私に、上京した姉はまぶしく映った。大人の言うことはちっとも耳に入らないが、姉の言うことは素直に聞けたし、姉のことが素直に好きでもあった。そもそもかなり厳しめの親を説得

      介護中の私を支えてくれた、中目黒と代官山の煌めき(文・犬山紙子) - SUUMOタウン
    • 犬山紙子さん「女性だけがおにぎりを握るのは疑問」防災に“女性の視点”が必要な理由

      「みるみる津波にのまれていく」実家のある宮城県が被災私の実家は東日本大震災で被災した宮城県名取市にあります。大学卒業後は地元の出版社に就職して、23歳で退職。その後は10年ほど、自宅で難病の母の介護をしていました。 東日本大震災が起きたのは29歳のとき。自分の本を初めて出版する年で、ブログなど原稿を頑張っていたころです。宮城と東京を行ったり来たりする生活で、3.11当日も私は東京のアパートにいました。 震災が起きたことをテレビで知って、びっくりしました。「本当なのかな」と思いつつニュースを見ていると、名取がみるみる津波にのまれていく。昔、学校の授業で行った場所もどんどん流されていく…。最初は現実味がありませんでした。 「孤立してしまった姉と難病の母」緊急時に弱者が追いやられてしまう当時すごく心配だったのがライフライン。というのも、実家は津波の被害は免れましたが、難病を患う母が自宅で酸素を吸

        犬山紙子さん「女性だけがおにぎりを握るのは疑問」防災に“女性の視点”が必要な理由
      • 私に巣食っていた自己責任論を夫が溶かしてくれた話|犬山紙子

        この文章は、NTTコミュニケーションズが提供するオンラインワークスペース「NeWork」がnoteで開催する 「#あの会話をきっかけに」コンテストの参考作品として主催者の依頼により書いたものです。 「まあでも、ホームレスの人に自己責任の部分もあったりしないの?」 「絶対に違う。それは絶対違う。時代や構造に締め出された人がいるんだよ」 10年近く前、まだ結婚する前の私と夫つるちゃんの会話だ。私が自己責任論を語り、夫が否定する。いつもニコニコ私の話を聞いてくれて、私に向かって怒ったことも一度もなかった、そんな夫が初めて静かに怒った会話である。 この会話をするまで、私にはどこか自己責任論的な価値観があった。20歳から難病の母親を介護していたのに何故?と思うが、単純に当時ネオリベラル的な考えが流行っていたことと、周りの大人の話していることをそのまま鵜呑みにしていたからだろう。結局その価値観は「自宅

          私に巣食っていた自己責任論を夫が溶かしてくれた話|犬山紙子
        • 信田さよ子(公認心理師): 「あと何人死ねばDVへの対応が変わるのか」: 犬山紙子対談 第5回

          コラムニストの犬山紙子さんが各界で活躍する女性と、さまざまな問題について語り合う本連載。今回ご登場いただいたのは、公認心理師・臨床心理士の信田さよ子さん。長年DVや親子問題に取り組み、数々のメディアに登場。2021年5月、親子問題を取り上げた「クローズアップ現代」の「親を捨ててもいいですか? 虐待・束縛をこえて」にゲスト出演すると、Twitterでトレンド入りするなど、大きな反響を呼んだ。今回は児童虐待に取り組む犬山さんとDVについて語り合った。 信田 さよ子 NOBUTA Sayoko 公認心理師・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター顧問、NPO法人RRP研究会代表理事。DV加害者プログラムやAC(アダルトチルドレン)・DⅤ被害者グループカウンセリングを行うなど、多方面で活動。著書に、『加害者は変われるか? DVと虐待をみつめながら』(ちくま文庫)ほか。最新著「家族と国家は共謀する、サ

            信田さよ子(公認心理師): 「あと何人死ねばDVへの対応が変わるのか」: 犬山紙子対談 第5回
          • (耕論)「女の敵は女」なのか? 犬山紙子さん、鈴木彩加さん、美輪明宏さん:朝日新聞デジタル

            杉田水脈衆院議員が「女性はいくらでもウソをつける」と発言した。女性による女性批判は、社会の様々な場で起こる。その根っこに何があるのか。言い古された「女の敵は女」から考える。 ■本当の敵は「蔑視の思想…

              (耕論)「女の敵は女」なのか? 犬山紙子さん、鈴木彩加さん、美輪明宏さん:朝日新聞デジタル
            • 和田彩花(アイドル)「アイドルが人として生きやすくなるためには」:犬山紙子対談 第2回

              コラムニストの犬山紙子さんが各界で活躍する、気になる女性に会いに行く新連載の第2回目は、犬山さんが大ファンだという、アイドルの和田彩花さんが登場。和田さんは次世代を担う30歳未満の若者を選出するフォーブス ジャパンの「30 UNDER 30 2020 JAPAN」を受賞。和田さんは次世代のアイドルに何を伝えていきたいのか、犬山さんはなぜ和田さんに惹(ひ)かれるのか。二人がこれからのアイドル論を語った。 和田 彩花 WADA Ayaka 1994年生まれ。2004年ハロプロ エッグ オーディションに合格。2009年アイドルグループ「スマイレージ」(のちのアンジェルム)の初期メンバーに選出され、リーダーを務める。2010年「夢見る15歳」でメジャーデビュー。同年スマイレージがレコード大賞最優秀新人賞を受賞。2017年ハロー!プロジェクトの6代目リーダーに就任。アイドル活動の傍ら、大学、大学院で

                和田彩花(アイドル)「アイドルが人として生きやすくなるためには」:犬山紙子対談 第2回
              • 推し活から学ぶ「正しい知識」と「頼る力」 ― 竹中夏海×犬山紙子『アイドル保健体育』対談

                竹中夏海(たけなか なつみ) 1984年、埼玉県生まれ。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、2009年より振付師として活動開始。アイドルを中心に、“ヒム子”(テレビ東京『ゴッドタン』)など、様々なアーティストや広告・番組の振付を手掛ける。著書は『アイドル=ヒロイン 歌って踊る戦う女の子がいる限り、世界は美しい』『アイドルダンス!!! 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい』(ともにポット出版)、『アイドル保健体育』(シーディージャーナル)など。 https://twitter.com/tknkntm https://www.instagram.com/tknkntm/ https://www.horipro.co.jp/takenakanatsumi/ 「女性アイドルの未来」のために避けて通れない健康問題 『アイドル保健体育』は女性アイドルの体や健康をテーマにしていますが、当初はま

                  推し活から学ぶ「正しい知識」と「頼る力」 ― 竹中夏海×犬山紙子『アイドル保健体育』対談
                • 犬山紙子さん「ニート」と自虐した20代の6年間。仕事、結婚…プレッシャーを乗り越える方法は? #SKII

                  犬山紙子さん「ニート」と自虐した20代の6年間。仕事、結婚…プレッシャーを乗り越える方法は? #SKII 「従う人生から抜け出したい」と願った子ども時代、夢を追い葛藤した20代。イラストエッセイストの犬山紙子さんが、前田マヒナ、リウ・シアンらアスリートのプレッシャーとの戦いを描いたSK-IIのアニメ「VSシリーズ」を、自らの経験に重ねながらレビュー。仕事、結婚、出産…プレッシャーを克服する方法とは? #CHANGEDESTINY

                    犬山紙子さん「ニート」と自虐した20代の6年間。仕事、結婚…プレッシャーを乗り越える方法は? #SKII
                  • 犬山紙子 ルッキズム伝えないために親ができること:日経xwoman

                    犬山紙子さんのエッセーと夫・劔樹人さんのマンガを交互にお届けしている本連載。今回は、犬山さんが「ルッキズム(外見至上主義)」の価値観が存在する社会で子育てをすることについてつづりました。五輪開会式の演出として、タレントの容姿を取り上げるという不適切な案が出されていたことが明らかになったことから注目を集めたルッキズム。批判が盛り上がる中、自分の中にルッキズムがあると感じたり、自身もルッキズムに苦しんできたと思ったりした人もいるでしょう。子どもにルッキズムの価値観を持たせないためにはどうしたらよいのでしょうか。 「大好きだからかわいい」という真理を子が再確認させてくれた 子どもに毎日「なんでそんなにかわいいの~~」とデレデレしながら言い続けていたら、3歳の終わりに「それはママが私を大好きだからだよ」と答えをくれた。それがあまりにも真理で、私は一瞬面食らってしまった。ルッキズム(外見のよい人を厚

                      犬山紙子 ルッキズム伝えないために親ができること:日経xwoman
                    • 犬山紙子 森氏と同じ価値観身近にも NO言い続けよう:日経xwoman

                      東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会での発言が女性に対する差別だと批判されました。SNSやメディアでの議論は収まる気配を見せず、この問題は解決したという見解を示していた国際オリンピック委員会(IOC)も一転、森会長の最近の発言は完全に不適切だとする声明を出しました。「スルーされて終わり」が多かった権力者による女性差別発言。これまでとは違う動きを見せている今回について、コラムニストの犬山紙子さんの緊急寄稿を掲載します。 森氏のようなジェンダーバイアスは彼特有のものではない 「最悪な女性差別発言。でもどうせ一部だけでしか問題視されず、何事もなかったように進んでしまうんだろうな」 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長・森喜朗氏の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という差別発言を受けて、私の最初の正直な感想はこう

                        犬山紙子 森氏と同じ価値観身近にも NO言い続けよう:日経xwoman
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