【登別】アイヌ神謡集をまとめ、19歳の若さで亡くなった知里幸恵(1903~22年)の生誕120年と神謡集の刊行100年を記念したフォーラムが17日、登別市民会館で開かれ、市民ら約200人が幸恵の功績をたどり、アイヌ文化に親しんだ。...
【登別】明治、大正期のアイヌ文化伝承者で9月に没後100年を迎える知里幸恵(ちりゆきえ)(1903~22年)が、アイヌ民族の同胞らへの思いをつづった「アイヌ神謡集」の序文に当たる「序」の翻訳が28言語に達した。昨年3月時点で12言語だったのが、共感した各国ボランティアの手により、1年足らずで16言語が加わった。「知里幸恵 銀のしずく記念館」(登別市)は3月に各国語訳を集めた展示を計画している。 「アイヌ神謡集」は登別出身の知里幸恵が、アイヌ民族によって口承で受け継がれた神謡13編に独自のローマ字表記と日本語訳をつけた。日本語で書かれた「序」には「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫(てんしんらんまん)な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児(ちょうじ)、なんという幸福な人たちであったでしょう」とあり、先住民族
北海道文化財保護条例施行規則(昭和52年北海道教育委員会規則第12号)第1条及び別表第1道指定有形文化財指定基準の「歴史資料の部」2により、当館所蔵の『知里幸恵ノート』が道指定有形文化財に指定されました。 このノートは、アイヌ語を母語とする女性、知里幸恵(明治36~大正11)が、祖母や伯母から聞きおぼえたアイヌ民族に伝わるユーカラ(英雄叙事詩)などの口承文芸作品を、ローマ字で綴った資料です。 当資料は、復刻版による貸出しができます。 指定日 平成22年3月16日(北海道教育委員会公報6018号)
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