【読売新聞】 山陽新幹線の高架の下をJR福北ゆたか線の線路が交差し、その奥には新幹線と並行して走る九州道も見える。 「鞍手インターチェンジ(IC)も車で5分ほどで、まさに交通の結節点。新駅を作るにはここしかない。そんな場所です」
飯塚・直方から福岡空港への直結も実現? 具体的に動き出した新線計画 福岡市営地下鉄空港線の東部新線建設に向けて検討がはじまる(草町義和撮影)。 福岡県は2021年9月1日(水)、福岡市営地下鉄空港線とJR長者原駅(福岡県粕屋町)を結ぶ鉄道新線の検討を行うため、「福岡市地下鉄福岡空港線とJR 福北ゆたか線の接続に関する基礎調査業務」について、事業者を決定したと発表しました。業務期間は2022年3月中旬までの予定としています。 この新線は、福岡空港駅から東側に延長約3kmの新線を建設し、JR長者原駅へ達するものです。長者原駅は福北ゆたか線(篠栗線)と香椎線の駅ですが、県は「福北ゆたか線への接続」と表現しており、直通運転を視野に入れていることも考えられます。 この業務ではルート案を6案設定したうえで概算費用など含め検討し、どのように既存駅や線路と接続するかの検討も行います。また既存交通機関からの
最小ですら150~470億円の赤字に……。 JR側の接続駅は長者原もしくは原町 JR線内を走行する福岡市営地下鉄空港線の車両(画像:写真AC)。 市営地下鉄の福岡空港駅から東へ約3kmの新線を建設し、JR福北ゆたか線に接続する構想について、糟屋・筑豊地区2市9町の要望を受けた福岡県が基礎調査を実施。その結果が公表されました。 調査では速達性、利便性、事業性(コスト)に主眼を置き、接続するJR側の駅を長者原か原町と仮定。福岡空港~長者原/原町間を最短で結ぶルートおよび中間駅を設けたルートの計4パターンについて、将来人口なども推計しつつ試算しました。なお建設期間は10年、開業は2040年度、新線区間の運賃は200円(JR九州相当)、300円(福岡市営地下鉄相当)、400円(西鉄バス相当)とされました。 これによると、全てのパターンにおいて開業後40年間の収支採算性は赤字に。最も赤字額が少ないと
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