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葉真中顕の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 小説家が真剣にAIと向き合った話。──フライデーと僕── - 葉真中顕のブログ

    どうも。 巷で話題のAIチャットボットChatGPT。 かなり自然な会話が出来るという噂。簡単な小話ならつくれてしまうとか。そのうちプロの小説家を凌駕するような小説を書けるようになるのかも。そうでなくても、今、将棋のプロ棋士がAIで研究するのが当たり前になっているように、そのうち小説もAIに補助されながら書くのが普通になるのかもしれません。 小説でご飯を食べている身としては、やっぱり気になります。そこでちょっと使ってみることにしたんですね。 そしたら思いもしなかった展開に……。 まずは超定番。自分のことを聞いてみるやつからやってみたんです。 僕は自民党の政治家らしいです。読み方違うし……。僕は(はまなか あき)です。 次に、どの程度、フィクションを書けるのか試してみました。 お題は「圧迫面接」。 なるほどね。シーンを書いてと頼むと、脚本になるわけね。しかし、これ、面接だけど全然圧迫面接じゃ

      小説家が真剣にAIと向き合った話。──フライデーと僕── - 葉真中顕のブログ
    • 『鼓動』刊行記念対談<葉真中顕×速水健朗>「90年代の呪い――なぜ、僕たちは世代論を語ってしまうのか」ロスジェネ世代の二人が90年代と今を考察する | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-

      葉真中 私は一般に社会派ミステリーを書く人間だと思われていて、自分でもある程度はその意識でやっているんだけど、小説のネタとして社会問題を掘り起こすというスタンスだと、いまいちうまく書けないんですよ。どこか「自分事」として引きつけないと、筆が乗ってくれない。『鼓動』でも自分の過去をさらけ出すみたいな書き方をしています。犯人のロスジェネ世代の男性、草鹿(くさか)は自分の実体験をベースに書いていて、だからオタク寄りの文化系男子という設定なんですよ。それこそ「小説家になれなかった俺」ぐらいの勢いで書いているんです。速水さんが『1973年に生まれて』を書かれた時はどうでしたか。 速水 僕は葉真中さんと逆で、自分のことを書きたくなかったんです。『鼓動』と『1973年に生まれて』って扱われている項目はかなり重なっているじゃないですか。ある意味、双子みたいな本といっていい。 葉真中 そうですよね。『鼓動』

        『鼓動』刊行記念対談<葉真中顕×速水健朗>「90年代の呪い――なぜ、僕たちは世代論を語ってしまうのか」ロスジェネ世代の二人が90年代と今を考察する | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-
      • 第1回 5分でわかる〝ブラジル勝ち負け抗争〟入門 | 封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念 | 葉真中顕 | 連載 | 考える人 | 新潮社

        著者: 葉真中顕 フェイクニュースと、それによる人々の分断――。それは今に始まった問題ではありません。 戦後ブラジルの日本移民の間で起きた、「勝ち負け抗争」もそのひとつ。「日本が戦争に勝った」と信じる人が多数を占め、敗戦を認識した少数との間で抗争が勃発、多くの死傷者が出ました。この抗争をもとに、小説『灼熱』を著した葉真中さんは、調べを進めるうち、事件の様々な側面や要因を知ることに。現代にも繋がる問題として、そして小説の副読本としてもお読みいただける「勝ち負け抗争」について解き明かす短期連載です。 まえがき こんにちは。作家の葉(は)真(ま)中(なか)顕(あき)です。 みなさんはこんなニュースを目にしたり耳にしたことはないでしょうか。 「2020年のアメリカ大統領選挙で勝ったのはトランプ元大統領だった」 「新型コロナウイルスのワクチンを打つと不妊になる」 これらはいわゆるフェイクニュース。現

          第1回 5分でわかる〝ブラジル勝ち負け抗争〟入門 | 封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念 | 葉真中顕 | 連載 | 考える人 | 新潮社
        • ロスト・ケア 葉真中顕 - 悪魔の尻尾

          画像はAmazon Kindleより Amazon Kindleで読みました。 それなりの長さがある本なのですが、長い文章ではなく、適度な長さの文章がリズムよく並んでいる気がして、大変読みやすかったです。 昨年映画化されており、松山ケンイチさんと長澤まさみさんがキャスティングされています。 この本の目次 登場人物 あらすじ 感想 この本の目次 序章 2011年12月 第一章 天国と地獄 2006年11月 第二章 軋む音 2007年4月 第三章 ロスト 2007年6月 第四章 ロングパス 2007年7月 第五章 黄金律 2007年8月 終章 2011年12月 登場人物 <彼> 43人もの老人たちを殺した人物。 羽田洋子 認知症の母静江を介護するシングルマザー。 幼い一人娘を抱え、仕事、家事、介護を一人で担うため、生活は限界に達しています。 母を殺した<彼>に救われたという気持ちがあり、怒りや

            ロスト・ケア 葉真中顕 - 悪魔の尻尾
          • 葉真中顕 on Twitter: "突然ですが! 8月15日ということで、今、ハマナカが小説にしている終戦当時のブラジルで「日本は戦争に勝った!」と思い込んだ日本人が敗戦を認識していた日本人を襲撃し、23人(諸説あり)もの犠牲者が出た「勝ち負け抗争」について連ツイします。 長いよ。でもたぶん面白いよ(→)"

            突然ですが! 8月15日ということで、今、ハマナカが小説にしている終戦当時のブラジルで「日本は戦争に勝った!」と思い込んだ日本人が敗戦を認識していた日本人を襲撃し、23人(諸説あり)もの犠牲者が出た「勝ち負け抗争」について連ツイします。 長いよ。でもたぶん面白いよ(→)

              葉真中顕 on Twitter: "突然ですが! 8月15日ということで、今、ハマナカが小説にしている終戦当時のブラジルで「日本は戦争に勝った!」と思い込んだ日本人が敗戦を認識していた日本人を襲撃し、23人(諸説あり)もの犠牲者が出た「勝ち負け抗争」について連ツイします。 長いよ。でもたぶん面白いよ(→)"
            • 仕事はきついけど将来のためにも働こう。ロストケア / 葉真中顕 - katukoのブログ

              先日、職場から就業契約変更の打診がありました。 私は年俸制で、毎年相談して契約をするという形態にしているのですが、今後は無期限でやらないかと。 とりあえず書式上は75歳まで。その後も希望あれば就業可能。 労働契約法がらみで2年前から言われています。 で、あらためて今年も契約書をよく読むと、無期限にした場合、報酬額の変更、勤務内容の変更をお願いすることがありますって文言が… これ、ちょっといやですね。 迷ったんですが、最近の勤務がちょっときついので、例年通り毎年考えて決めるという単年契約のままにしました。 歳のせいかそれとも仕事量が年々増えているせいかはたまた両方なのか、体力的にキツい日が多くてこの先何年も続けていけるんだろうかと自信をもてなくなってきています。 お客さんの人数が多いと声が出ない。声がもたない。 数年前まではこの人数までならいけるって感じだったのがもう途中で疲れきってしまい、

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              • 葉真中顕 on Twitter: "私、今「小説新潮」で 終戦時のブラジルで敗戦を信じずテロ事件を起こした「勝ち組」を題材にした小説連載してるんだけど(↓の連ツイにあらましがあります)、 今回の米大統領選のトランプ支持者と当時の「勝ち組」の振る舞いには、かなり共通… https://t.co/UjFi4TsaIz"

                私、今「小説新潮」で 終戦時のブラジルで敗戦を信じずテロ事件を起こした「勝ち組」を題材にした小説連載してるんだけど(↓の連ツイにあらましがあります)、 今回の米大統領選のトランプ支持者と当時の「勝ち組」の振る舞いには、かなり共通… https://t.co/UjFi4TsaIz

                  葉真中顕 on Twitter: "私、今「小説新潮」で 終戦時のブラジルで敗戦を信じずテロ事件を起こした「勝ち組」を題材にした小説連載してるんだけど(↓の連ツイにあらましがあります)、 今回の米大統領選のトランプ支持者と当時の「勝ち組」の振る舞いには、かなり共通… https://t.co/UjFi4TsaIz"
                • 書評・葉真中顕「灼熱」ー「週刊朝日」12月10日号 - jun-jun1965の日記

                  一九四五年、大東亜戦争と日本では呼ばれていた戦争に日本が負けた時、ブラジルに二十万人ほどいた日本人移民の間で、日本が勝ったというデマが広まった。のちに「勝ち組」「負け組」の争いと呼ばれるようになるもので、日本が買ったと信じる者は「信念派」、負けたという真実をつかんでいた者たちは「認識派」と呼ばれたが、「勝ち組」からは「敗希派」と呼ばれ、ついには勝ち組によるテロ殺人も起こり、長く続いた。今の日本で誤用されている「勝ち組」「負け組」はこれが本来の用法で ある。 『灼熱』は、この「勝ち負け抗争」の小説化で、沖縄で生まれた移民として「勝ち組」の若い者となる比嘉勇と、ブラジルで生まれサンパウロに住んで都会的な知識を持ち、勇の親友だったのが「負け組」になるトキオを中心に物語が描かれていく。 この戦争で日本は、米英オランダに宣戦布告しているが、最後になってソ連が参戦、中国もポツダム宣言に参加することで対

                    書評・葉真中顕「灼熱」ー「週刊朝日」12月10日号 - jun-jun1965の日記
                  • 1988年が「ゲーム小説」元年 説。 - 葉真中顕のブログ

                    去る8月17日、ゲンロンカフェのイベント 「作家が語るゲームシナリオの可能性 ──かまいたちの夜からドラゴンクエスト、そしてApex Legendsまで」 に登壇してきました。 冒頭約30分youtubeで無料公開されています。 www.youtube.com このイベントでは私、いくつかスライドを使ってプレゼン(?)したんですが、その1つめをほぼぜんぶ観ることができます。 「俺は○ッ○ルさんみたいになりたくない」という問題発言も飛び出してますよ笑 続く有料部分は↓のシラスのサイトで観れます。 shirasu.io この有料部分の最初の方でプレゼンしたのが、表題の 【1988年が「ゲーム小説元年」 説】です。 これ今回のイベントの準備でいろいろ記憶を辿りながら調べてて気づいたことなんですが、ちょっとした「発見」なんじゃないかなと思ってます。そうでもないかな。どうだろう? というわけでブログ

                      1988年が「ゲーム小説」元年 説。 - 葉真中顕のブログ
                    • 学校の特別授業で学んだこと。はまったミステリー絶叫/葉真中顕 - katukoのブログ

                      先日、息子の学校の、社会だったか道徳だったかの時間で、どこぞやの大学の講師(?)をお招きするという特別授業があったそうです。 子どもたちがグループに分かれてそれぞれ意見をまとめ発表したらしいんですが、その特別講師は、全ての意見において反論をしてきたようなんです。 考えを全部論破されて、誰も何も言えなくなったんだよねーっと息子は私に教えてくれました。 なんだこいつは?と思ってそいつを検索してみたら、どっかの天下りから来たじいさん。 老害でしかないじゃん。 息子に、 この授業はね、世の中にはろくでもない大人がいるって知るためにあったんだよ。 普通はね、小さい子が頑張って一生懸命考えた意見というものにまず耳を傾けて、こういう見方があるんだ、なるほど、よく考えたなーすごいなーって思うもんなんだよ。 で、違うと思ったらこうなんじゃないかな?とか、こう考えてみるのはどうかな?とか、アドバイスをするのが

                        学校の特別授業で学んだこと。はまったミステリー絶叫/葉真中顕 - katukoのブログ
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