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『ミッドナイトスワン』の検索結果1 - 18 件 / 18件

  • 映画『ミッドナイトスワン』作品としての評価と、作品への倫理的な批判に対して思うこと - CDBのまんがdeシネマ日記

    [ネタバレあり]草彅剛主演『ミッドナイトスワン』見てきました。誰もが認めるであろうことを最初に言うと、俳優陣がまず圧倒的に素晴らしい。僕も過去に何度か書いてきた草彅剛のズバ抜けた演技力は今作でも発揮されているし、クラシックバレエで輝かしい成績を持つものの演技は未経験の14歳、服部樹咲を「ほとんど喋らせない」と言う演出で上手く使い、視線と表情の演技だけで宮崎あおいの再来のような存在感を出している(もともとクラシックバレエが世界レベルで上手い子を、逆回しのように「上達していく」ように見せる演出も素晴らしい)。水川あさみら他のキャストも全て目を見張るような演技を見せている。演出も前半は無駄がなくそれでいて繊細で、クラシックバレエとストリップショーを交差させた名作『フラッシュダンス』を彷彿とさせつつ、『万引き家族』のトランスジェンダー版ともいえる構造を描き、これは世界レベルでも勝負できる日本映画な

      映画『ミッドナイトスワン』作品としての評価と、作品への倫理的な批判に対して思うこと - CDBのまんがdeシネマ日記
    • 映画『ミッドナイトスワン』ネタバレ・あらすじ「草なぎくんこそ“母親”だ」感想「LGBTQ」の知識が深まる「未来に伝えたい」映画!結末「アカデミー賞2冠達成!」

      映画『ミッドナイトスワン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ミッドナイトスワン』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 YouTubeで予告映像もご覧ください。 『運だぜ!アート』ツイッターアカウント 『ミッドナイトスワン』 (124分/G/日本/2020) 【監督】 内田英治 【脚本】 内田英治【エグゼクティブプロデューサー】飯島三智【プロデューサー】森谷雄 森本友里恵【ラインプロデューサー】尾関玄【撮影】伊藤麻樹【照明】井上真吾【録音】伊藤裕規【整音】伊藤裕規 【出演】 草なぎ剛 服部樹咲 田中俊介 佐藤江梨子 水川あさみ 真飛聖 【HPサイト】 映画『ミッドナイトスワン』公式サイト 【予告映像】 映画『ミッドナイトスワン』トレーラー 第44回日本アカデミー賞

        映画『ミッドナイトスワン』ネタバレ・あらすじ「草なぎくんこそ“母親”だ」感想「LGBTQ」の知識が深まる「未来に伝えたい」映画!結末「アカデミー賞2冠達成!」
      • 涙を誘う道具としての「悲劇のトランスジェンダー像」の枠を超えない。映画 #ミッドナイトスワン 感想|松岡宗嗣|note

        9月25日から公開されている映画『ミッドナイトスワン』、草彅剛さんがトランスジェンダー女性の役を演じていることで話題を呼んでいる。 映画を観て、私は本作が「マジョリティの涙を誘うために”かわいそうなトランスジェンダー像”が利用されてしまった映画」だと感じた。評価できる点もあるが、トランスジェンダーの表象をめぐる問題を多く含んでいると感じた点について書いていきたい。 (※この記事はネタバレを多く含んでいます。ご注意ください。) 直面する困難を描く映画『ミッドナイトスワン』のあらすじは以下。 「故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。常に片隅に追いやられ てきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始め

          涙を誘う道具としての「悲劇のトランスジェンダー像」の枠を超えない。映画 #ミッドナイトスワン 感想|松岡宗嗣|note
        • 【映画】『ミッドナイトスワン』~母の胸に響いたことば - HANAのおと

          9月から公開されている話題の映画、『ミッドナイトスワン』を見ました。 たいへん多くの方から絶賛されているとおり、草なぎ剛さん演じる凪沙(なぎさ)は抜群に素晴らしかったし、凪沙の貫いた儚くも強い愛に大きく心揺さぶられました。 だだ、私には、なにか胸に引っかかるものが残りました。 引っかかる、というか胸に重く苦しいものが残った感覚がありました。 それが一体何なのか、モヤモヤが晴れるまで自分の中でしばらく寝かせおいたのですが、ようやくはっきりしたので、感想を書いてみたいと思います。 〈注意〉 感想を書く上で、ネタバレになってしまう部分がありますので、ご注意ください。 映画・ミッドナイトスワン~母の胸に響いたある言葉 母の胸に響いたことば この映画を振り返ってみたとき、最初に浮かんだのが、バレエコンクールのシーンでした。 ご覧になった方はお分かりかと思いますが、 トランスジェンダーの凪沙が預かるこ

            【映画】『ミッドナイトスワン』~母の胸に響いたことば - HANAのおと
          • 【感想】映画『ミッドナイトスワン』を有り難がってはいけない理由。 - EPATAY-エパタイ- しょうもない、映画の話

            9月25日に公開された『ミッドナイトスワン』を観ました。 草なぎ剛さんがトランスジェンダー女性を演じたことで話題となり、世間で絶賛されている映画です。 ということで今回は『ミッドナイトスワン』の僕なりの感想を述べたいと思います。 なお先に僕のスタンスを示しておくと、絶賛はしていないので「自分と違う意見は全部的外れだ!」という人はブラウザバックしていただければと思います。 読んでくれる方はありがとうございます。あなたの感想も聞ければ嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 『ミッドナイトスワン』 監督・脚本:内田英治 音楽:渋谷慶一郎 トランスジェンダー指導:西原さつき(乙女塾)、山岸悠太郎(乙女塾)、瞬 出演:草なぎ剛、服部樹咲、水川あさみ、上野鈴華、真飛聖、田中俊介、吉村界人、田口トモロヲetc...... 映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中 LGBTQ映画に対しての僕のスタン

              【感想】映画『ミッドナイトスワン』を有り難がってはいけない理由。 - EPATAY-エパタイ- しょうもない、映画の話
            • ●草彅剛さん主演映画ミッドナイトスワンを観に行きました - ふんわリッチな毎日💛

              昨日、映画『ミッドナイトスワン』を観に行きました。 midnightswan-movie.com 主演の草彅剛さんの演技は、SMAPを解散して、初めて観ました。 トランスジェンダーの凪咲(草彅君)が、母親から育児放棄されてきた親戚の女の子の一果を養育費目的で面倒を見ることがきっかけで今まで抱いたことのない感情に気づき、変わっていく・・・というストーリーです(ネタバレになるのであまり触れません) 「最後の冬母親になりたいと思った」というポスターがキーワードでしょうか。 実際トランスジェンダーの方が身近にいたらどうなんだろう・・・最初は驚きますが、映画では知らなかったことがいろいろ分かり、衝撃的でした。 才能を見出された一果の踊るバレエがとても綺麗で、音楽も素敵なのですが、物語は悲しく切なくもあって・・・心に残る良い作品でした。 草彅君はSMAPだったら出来ていなかったような難しい役で体当たり

                ●草彅剛さん主演映画ミッドナイトスワンを観に行きました - ふんわリッチな毎日💛
              • トランスジェンダーの主人公と孤独な少女のかつてない愛。映画『ミッドナイトスワン』は音楽にも注目

                トランスジェンダーの主人公と孤独な少女のかつてない愛。映画『ミッドナイトスワン』は音楽にも注目草彅剛演じるトランスジェンダーの主人公と、親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛を描いた映画『ミッドナイトスワン』。予告編の再生数が累計70万回を突破するなど、公開前から大きな反響を集める本作は、その世界観を後押しする渋谷慶一郎の音楽にも注目だ。 トランスジェンダーの主人公と、親の愛情を知らない孤独な少女の間に、擬似親子のような愛が生まれていく様子を描いた映画『ミッドナイトスワン』。主演に草彅剛、監督にNetflixのオリジナルドラマ『全裸監督』を手がけた内田英治という異色の布陣で制作された本作は、が、9月25日の公開前から大きく注目を集めている。 物語は、トランスジェンダーの凪沙が故郷を離れ、新宿のショーパブのステージに立つシーンから始まる。ある日凪沙は、養育費目当てで親戚の少女・一果を預かるこ

                  トランスジェンダーの主人公と孤独な少女のかつてない愛。映画『ミッドナイトスワン』は音楽にも注目
                • 『ミッドナイトスワン』〜 そして母になる - yakkunの趣夫生活

                  (2020年 日本) 私が、草彅剛くんの「憑依型」と形容されるその演技力に驚かされたのは、2004年の『ホテル ビーナス』が最初だった。 TVドラマでの草彅くんを見てはいたが、当時、草彅くんと言えば「『ぷっ』すま」「チョナン・カン」などのバラエティのイメージが強く、しかも草彅剛ではなくチョナン・カンとして主演するということだったので一体どんな映画になるのかと思っていたが、あんなに抑えた演技で感情を表現する役者さんだとは思ってもみなかった。 そんなわけで、既に前年に公開され世間的には評価されていた『黄泉がえり』は、順番が逆になる形でレンタルで観賞し、その後も映画やドラマで草彅くんを見てきたが、今回、改めて彼の演技に驚かされた次第です。 結果、第44回日本アカデミー賞では最優秀男優賞に加え最優秀作品賞の栄冠に輝き、その他様々な賞を受賞するが、その一方で、本作はトランスジェンダー描写に対して批判

                    『ミッドナイトスワン』〜 そして母になる - yakkunの趣夫生活
                  • 映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中

                    瞬きひとつ。呼吸ひとつ。ゆらめく姿ひとつ。その刹那に誰もが目を離せなくなる俳優・草彅剛。 稀有な才能を持つ彼がトランスジェンダーとして生きる主人公・凪沙役に挑んだ『ミッドナイトスワン』。 このタイトルの真夜中の白鳥は、深い眼差しで毅然と佇んでいる。 演じることに真摯に向き合ってきた表現者・草彅剛そのものであり、かつ、美しく生きようと必死に泳ぐ孤高の白鳥のような凪沙そのものだ。 本作をオリジナル脚本として手掛けたのは、『下衆の愛』などで日本映画界が注目する俊英、内田英治監督だ。 その卓越した演出で草彅剛の新たな境地を見事に引き出した。 ヒロイン・一果役にはバレエ経験を前提としたオーディションの末に服部樹咲を抜擢。 本作が女優デビューとなり、演技も初めての少女はこの大役に体当たりで挑むこととなった。 他の共演者として、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖などの個性派・実力派が集まり、スクリーンに彩

                      映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中
                    • 映画「ミッドナイトスワン」を見ると食べたくなるものがある - めがねおばさんの日常

                      「ミッドナイトスワン」公開記念舞台挨拶 日曜日、映画「ミッドナイトスワン」公開記念舞台挨拶の中継付き上映に行ってきました。 中継ではない六本木ヒルズの抽選販売にも申し込んだのですが、さすがに当たりませんでした。 やはり元とはいえSMAPファンの層は厚いです。 ポスターの撮影のために列ができてた このポスターを撮影するためだけに列ができていました。 いよいよ始まる 静かな始まり いよいよ始まります。 舞台挨拶は何度も行ったことありますが、毎回この瞬間とてもワクワクします。 いよいよキャスト登壇です。 あらかじめ、観客には「大きな声での声援は控えてください」とお願いがあったため、キャストが登壇しても拍手だけ。 わかっているとはいえ草薙君も少々戸惑ったようで「もうアイドルは終わりかなと思った」と言って、笑いを誘っていました。 きっと毎回すごいんだろうな~! SMAPだもんね。 記事もたくさんでて

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                      • 映画「ミッドナイトスワン」ネタバレあらすじと感想 - ルッカのあらすじ園

                        母性に目覚めたトランスジェンダーの主人公を草彅剛くんが演じます。 ネットフリックスで鑑賞、アマゾンプライムビデオでは有料です。 2020年制作・日本・G・124分 ジャンル ドラマ 監督 内田英治 脚本 内田英治 ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%) あらすじ 新宿のニューハーフショークラブで働くトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)は養育費をもらうため、遠い親戚の少女/一果(服部樹咲)を預かることに。 故郷/広島の母親にカミングアウトする事も出来ず、葛藤している凪沙。 母親/早織(水川あさみ)が育児放棄しているため、孤独で生きていた一果だった。 「子供は嫌いよ」と、冷たく告げる凪沙にも動じず、返事もしない暗い一果。 もっと知りたい方 ↓ ↓ 90%のネタバレ arasuji.hateblo.jp arasuji.hateblo.jp 最初、凪沙は一果に冷たいのですが基本、優しい人なので世

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                        • 草彅剛主演『ミッドナイトスワン』は「SMAP育ての親」飯島三智の逆襲 - 矢部万紀子|論座アーカイブ

                          草彅剛主演『ミッドナイトスワン』は「SMAP育ての親」飯島三智の逆襲 ジャニーズ事務所にできなくて、退所したらできること 矢部万紀子 コラムニスト 映画『ミッドナイトスワン』を、都心にあるTOHOシネマズで見た。時々のぞくSNSの世界で大絶賛されていた。主演の草彅剛さんが、トランスジェンダーの役を演じているという。平日、正午過ぎからの上映だったが、一つ空きの座席はかなり埋まっていた。 すごく良い調子で展開していった。新宿のショーパブで働く凪沙(草彅剛)が、母親から虐待されてきた中学生の一果(服部樹咲)を預かる。初対面で凪沙は言う。「好きであんた、預かるわけじゃないんだから。言っとくけど、私、子ども嫌いなの」。 草彅さんの演技から、凪沙は己を律して生きてきた優しい人なのだとわかる。トレンチコートにピンヒール、大きなサングラスで新宿の裏通りを闊歩する凪沙が、初めて一果を抱きしめるシーンが秀逸だ

                            草彅剛主演『ミッドナイトスワン』は「SMAP育ての親」飯島三智の逆襲 - 矢部万紀子|論座アーカイブ
                          • 映画「ミッドナイトスワン」ネタバレ感想 結末と考察 - 羆の人生記

                            苦しくて、悲しくて、残酷で、美しい。そんな映画でした。 思い出すだけで、また泣いてしまいそう。 ※結末や考察などネタバレを含むのでこの先の閲覧は注意してください。 公式サイトへのリンク www.youtube.com こちらは予告動画です。 どんな映画? トランスジェンダーの苦しみ 被虐児、一果の成長 見どころ 凪沙の優しさ 一果の優しさ 凪沙の悲壮な決意 総評 どんな映画? トランスジェンダーで苦しみながら生きる、体は男性で心は女性の凪沙。 被虐児で自傷癖があり、コミュ障の一果。 この二人が出会うことで、お互いの人生に大きな変化が訪れます。 その変化は福音か?それとも破滅への道につながるのか? 終始バレエで彩られた物語の結末はどうなってしまうのか...。 詳細なストーリーは公式サイトをご覧ください。 トランスジェンダーの苦しみ 草彅剛が演じる、トランスジェンダーの凪沙。同じ境遇の人たちと

                              映画「ミッドナイトスワン」ネタバレ感想 結末と考察 - 羆の人生記
                            • 第44回日本アカデミー賞は『Fukushima 50』が最多、『ミッドナイトスワン』が主演&作品賞に - 記事詳細|Infoseekニュース

                              第44回日本アカデミー賞は『Fukushima 50』が最多、『ミッドナイトスワン』が主演&作品賞に - 記事詳細|Infoseekニュース 第44回日本アカデミー賞は『Fukushima 50』が最多、『ミッドナイトスワン』が主演&作品賞に - 記事詳細|Infoseekニュース第44回日本アカデミー賞の授賞式が19日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者がそろった。最優秀作品賞、最優秀主演男優賞を受賞したのは、内田英治監督による草なぎ剛主演の『ミッドナイトスワン』。草なぎは「マジかって感じですね」「あきらめずに一歩ずつ進んでいけば、奇跡は起こるんだ」… <ストーリー> 2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災発生。福島第一原発を襲う、史上最大の危機ー 原発内で戦い続けた50人の作業員たち。 本当は何が起きていたのか? 何が真実か?マグニチュード9.0、最大

                                第44回日本アカデミー賞は『Fukushima 50』が最多、『ミッドナイトスワン』が主演&作品賞に - 記事詳細|Infoseekニュース
                              • 映画監督、その未来は?『ミッドナイトスワン』内田英治監督が語る“日本映画界のリアル”【CINEMORE ACADEMY Vol.8】|CINEMORE(シネモア)

                                「僕はこれを伝えたいと思いました」――取材中、彼はそう口にした。 『下衆の愛』(16)、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』(19)で知られる内田英治監督から筆者に連絡が届いたのは、最新監督作『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)のイベントで共演してから、ほどなくしてだった。日本映画の現状に対する危機感、そしていま始動を始めた新たな潮流について、もっと知ってほしい――。 現役の映画監督はリアルタイムで何を思い、活動を続けているのか。内田監督の中からあふれ出てきたのは、表現者としての忸怩たる思いと、“革命の狼煙”とでもいうべき力強い言葉たちだった。 なお今回のインタビューは、映画の作り方をクリエイターに学ぶプロジェクト「CINEMORE ACADEMY」として、お届けする。『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20)の藤井道人監督に続き、内田監督を“講師”に迎え、ものづくりの“リアル”に

                                  映画監督、その未来は?『ミッドナイトスワン』内田英治監督が語る“日本映画界のリアル”【CINEMORE ACADEMY Vol.8】|CINEMORE(シネモア)
                                • 『ミッドナイトスワン』とトランスジェンダーについて 監督・内田英治×脚本監修・西原さつき

                                  大ヒット公開中、草彅剛主演『ミッドナイトスワン』の内田英治監督、脚本監修を務めた西原さつきによる対談を開催。作品の魅力や裏話、トランスジェンダーの俳優業、日本におけるトランスジェンダーの現実など、ここでしか読むことのできない話が盛りだくさん。鑑賞前・後でも構いませんので、是非お読み下さい。 世界各国の映画祭にて上映され、スマッシュヒットを記録した『下衆の愛』『獣道』をはじめ、Netflix『全裸監督』でも脚本・監督を務めた内田英治監督の最新作『ミッドナイトスワン』。主演に草彅剛を迎えて描かれる愛の物語は、公開中の現在、異例の大ヒットを記録し、様々な声があがっている。トランスジェンダーとして生きる主人公・凪沙の物語であり、近年LGBTQという言葉が当たり前のように聞こえてくる世の中になってはきたものの、人や国によって理解の度合いも異なり、まだまだ入口に立ったに等しい状況でしかなく、課題は尽き

                                    『ミッドナイトスワン』とトランスジェンダーについて 監督・内田英治×脚本監修・西原さつき
                                  • 映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中

                                    瞬きひとつ。呼吸ひとつ。ゆらめく姿ひとつ。その刹那に誰もが目を離せなくなる俳優・草彅剛。 稀有な才能を持つ彼がトランスジェンダーとして生きる主人公・凪沙役に挑んだ『ミッドナイトスワン』。 このタイトルの真夜中の白鳥は、深い眼差しで毅然と佇んでいる。 演じることに真摯に向き合ってきた表現者・草彅剛そのものであり、かつ、美しく生きようと必死に泳ぐ孤高の白鳥のような凪沙そのものだ。 本作をオリジナル脚本として手掛けたのは、『下衆の愛』などで日本映画界が注目する俊英、内田英治監督だ。 その卓越した演出で草彅剛の新たな境地を見事に引き出した。 ヒロイン・一果役にはバレエ経験を前提としたオーディションの末に服部樹咲を抜擢。 本作が女優デビューとなり、演技も初めての少女はこの大役に体当たりで挑むこととなった。 他の共演者として、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖などの個性派・実力派が集まり、スクリーンに彩

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                                    • 映画『ミッドナイトスワン』の結末や、性別適合手術の描写をめぐる賛否両論から考える

                                      俳優の草彅剛(くさなぎつよし)さんがトランスジェンダー女性役を務めた映画『ミッドナイトスワン』のロングヒットが続いている。ショークラブで働くトランス女性と母親から育児放棄をされた中学生が親子愛を育むストーリーで、社会に蔓延るトランスジェンダーへの差別や無理解なども描いている。 高い評価を受ける一方で、主人公に降りかかるあまりにも悲劇的な結末については批判の声もあがった。性別適合手術の専門医やトランスジェンダー当事者のコメントを意見を元に、この作品をめぐる批判について考えたい。

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