東洋英和女学院の深井智朗元院長の著書にねつ造などの不正行為があったと大学の調査委員会が結論づけたことを受けて、問題の著書を出版していた岩波書店は、この本を絶版し回収することを決めました。 この著書を出版していた岩波書店は、大学の調査が始まった去年10月に出品停止にする措置を取りましたが、報告結果が今月10日に公表されたことを受けて、13日、この本を絶版とし回収することを決めました。 すでにこの本を購入している人からは送料を負担して回収し、代金を返金することにしています。 また、4年前に雑誌『図書』で紹介した深井元院長の論考が根拠のない資料をもとにしていたと判断されたことを受け、今月末に発行する6月号に問題の経緯とおわびの文章を掲載するということです。 岩波書店は「読者の皆様のご信頼を著しく損なうこととなり、また多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、哀心よりおわび申し上げます」としています