アメリカ軍と韓国軍はバイデン政権発足後、初めて朝鮮半島有事を想定した合同軍事演習を8日から開始し、コンピューターを使った図上演習を通じて連携を確認することにしていて、北朝鮮が反発することも予想されます。 韓国軍の関係者によりますと、朝鮮半島有事を想定したアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習が、8日午前から始まったということです。 バイデン政権発足後、初めてとなる今回の演習は今月18日までの予定で、野外での訓練は行わずコンピューターを使った図上演習を通じて連携を確認することにしています。 韓国軍の関係者は、新型コロナウイルスの影響を考慮し、規模は最小限にしたと説明しています。 春の米韓合同軍事演習では、これまで兵力を動員した野外での訓練が行われてきましたが、史上初の米朝首脳会談などを受けて、おととし以降、こうした訓練は実施されておらず、即応能力の低下につながるのではないかとの懸念も出ています。