授業を聞きながらノートをとる。ひとつのテーマを集中して勉強する。一貫して学べる環境に身を置く。これらは「効果的な学習方法」の正反対にある。UCLAの心理学者ロバート・ビョーク氏に話を聞いた。 授業を聞きながらノートをとる。ひとつのテーマを集中して勉強する。一貫して学べる環境に身を置く。これらは「効果的な学習方法」の正反対にある。 筆者は先ごろ、著名な心理学教授で、カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)学習・忘却研究所(Learning and Forgetting Lab)の責任者であるロバート・ビョークにインタヴューする機会を得た。 そのインタヴューによると、「効果的な学習方法」だと筆者が今まで考えていたものは、すべて間違っていたようだ。 「人は何かを"固まり"で学習しようとする」とビョーク氏は言う。「つまり、まずはひとつをマスターしてから次へ行く、という方式だ」 その代わりにビ