バジーレ・グリガ氏。ルーマニア・レジンの工房で(2021年1月22日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP 【3月12日 AFP】ルーマニア中部レジン(Reghin)の工房で、バジーレ・グリガ(Vasile Gliga)氏は自身の作ったバイオリンを誇らしげに見つめる。工房にはたくさんのバイオリンが天井からつり下げられ、また、棚に並べられている。グリガ(Gliga)はレジンにある世界的に有名な楽器メーカーの一つで、30年以上前からその名を知られている。 市内大手のグリガでは、年にわずか数個の楽器しか作らない熟練した職人も働く。 グリガ氏は、成功の秘訣(ひけつ)は単純なものだと言う。「魂をほんの少し、込めるのです」 グリガ氏は29歳だった1988年、初めてバイオリン2丁を製作した。 昨年、グリガはバイオリンからコントラバスまで、5万丁を販売。うち、国内の顧客に販売されたの
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