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  • asahi.com(朝日新聞社):「明治三陸」「貞観」が合わさった可能性 東大地震研 - 社会

    今回の津波発生メカニズムのイメージ  東日大震災の大津波は「明治三陸津波」(1896年)と「貞観(じょうがん)津波」(869年)の双方のメカニズムを持つ可能性があることが、東京大地震研究所の分析でわかった。高い波を伴った「明治」と、陸地奥深くまで広がった「貞観」の特徴が合わさり被害が拡大したとみられる。  地震研の佐竹健治教授らは、太平洋に設置された波浪計や水圧計などのデータを解析。今回の津波は太平洋プレート(岩板)と陸のプレートの境界の浅いところから深いところまで広く滑ったことで発生したと分析した。  明治三陸津波は、日海溝のすぐそばのプレート境界の浅い部分(深さ15キロ付近まで)で起きた地震で、海底が上下に大きく動いて発生した。沿岸から200キロ以上離れており、陸上での震度は4程度だったが、波長が短く上下動が大きい津波が海岸部を襲った。  一方、貞観津波は陸地寄りの深さ15キロから

  • これほどの無明を、見たことはなかった(1)

    これほどの無明を、見たことはなかった(1)[掲載]AERA 2011年4月11日 印刷 Check 津波は街も人々のくらしも一瞬にして流し去った/3月18日、岩手県大槌町(photo 朝日新聞社・安冨良弘) 応援医師に状況を説明する白石吉彦医師(左)/3月20日朝、岩手県藤沢町(photo 外岡秀俊) 水に流された車は、凶器となって家にめり込む/3月22日、岩手県大船渡市(photo 外岡秀俊) 船が道に立ちはだかる/3月24日、宮城県石巻市(photo 外岡秀俊) 東日大震災と阪神大震災の比較 空と陸から見た被害は、阪神大震災とは桁違いだった。阪神大震災を1年余取材し、『地震と社会』の著者でもある、朝日新聞前編集委員、外岡秀俊が被災地をルポした。 ◇ 東日大震災から1週間後の3月18日、朝日新聞社機で上空から被災地を見た。翌日から1週間、陸路で被災地を回った。東京からの走行距離約23

    これほどの無明を、見たことはなかった(1)
  • asahi.com(朝日新聞社):「バイオマス原料、作付けしたい」飯舘村長、農相に提案 - 政治

    放射性物質による土壌汚染が懸念される飯舘村の水田。今年の作付けができないおそれが出ている=9日午後2時ごろ、木村写す  イネを作付けできない水田で、バイオマス燃料の原料となるヒマワリやナタネなどを作付けしたい――。福島第一原子力発電所から漏れた放射性物質による土壌汚染が確認された福島県飯舘村の菅野典雄村長が9日、同村を訪れた鹿野道彦農林水産相に提案した。  政府は8日、土壌中の放射性セシウム濃度が土1キログラムあたり5千ベクレルを超える水田では、イネの作付けを禁止するという基準を発表した。近く作付け禁止地域を定めるが、飯舘村では基準を超える水田が出ており、村全域の水田が作付け禁止となる可能性がある。  菅野村長は9日の会談で、禁止地域でバイオマス燃料の原料となる農産物を作付けして農地を維持・保全し、農家の営農意欲も支えたいと説明した。鹿野農水相は「どういう作物が(放射性物質を)吸い上げる量

  • asahi.com(朝日新聞社):こんな時だから、花見 陸前高田で被災者らが計画 - 社会

    避難所となっている寺の境内に立つ桜の木。眼下には倒壊した家屋が続いている=7日午後、岩手県陸前高田市、森井英二郎撮影  津波で市街地が壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市で、お花見の企画が持ち上がっている。発起人は避難所で暮らす被災者たちだ。「復興の第一歩にしたい」。がれきが散乱する街を見下ろせる避難所で、住民たちは桜が咲く日を待ち望んでいる。  同市気仙町の成田山にある避難所は、急勾配の六十数段の石段を上るとたどりつく。寺の境内にブルーシートを屋根代わりにして約10人の被災者が暮らす。その周りには数十の桜が街を見守るように並んでいる。  同市では毎年、地元の酒造会社の敷地にある約100の桜を一般開放した「陸前高田さくらまつり」が開かれていた。だが、酒造会社は津波で流されてしまった。  住民代表の佐藤直志さん(77)は、被災者たちの表情や破壊された街をみていて、このままではいけない、と

  • asahi.com(朝日新聞社):大津波起こした海底隆起5メートル 東北大が観測 - サイエンス

    東日大震災の地震で、大津波を引き起こした海底の隆起が東北地方沖の海底で確認された。東北大の観測で5メートル隆起していたことが分かった。犠牲者2万人以上の明治三陸大津波(1896年)の2倍以上の隆起とみられ、巨大な津波を裏付ける結果だという。  観測したのは、東北大が牡鹿半島沖2百数十キロの日海溝付近で設置していた水圧計。3月末に引き上げてデータを分析したところ、水圧から推定される水深が、地震後に5メートル浅くなっており、この分隆起したことが分かった。  津波は、地震で海底が急に隆起や沈降して海水が動いて起きる。明治三陸津波では2メートル隆起したと推定されている。  水圧計は、長期的な地殻変動の観測のために、今回の地震で最も海底の隆起が激しかったとみられる場所に偶然設置されていた。さらに大きく隆起した地点があるかも知れないという。  データ解析した東北大地震・噴火予知研究観測センターの日

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    secondnature 2011/04/02
    今回の津波を到達地点の高さだけで明治三陸とかと同レベルの代物と思ってる奴あちこちで見るが、綾里の23メートルが防潮堤が無ければ38.2メートルの国内記録更新してたと言われてるように、大幅に威力を減ぜられてアレ
  • asahi.com(朝日新聞社):集団疎開、心の痛み抱えて 残る住民、わだかまりも - 社会

    岩手県内陸部に集団疎開するバスに乗り込む被災者たち=26日午後、岩手県釜石市、福留庸友撮影岩手県内陸部に集団で避難するバスの中から手を振る被災者たち=26日午後、同県釜石市、福留庸友撮影  26日午後1時、避難所になっている岩手県釜石市の市民体育館前に、「災害支援釜石2号車」と書かれた大型バスが横付けされた。  「先に行ってごめん。みんなも早くきてね」  三浦八重子さん(70)は見送りに出た避難所の仲間一人ひとりにこう声をかけながら、携帯カイロを配った。  この日、岩手県が進める被災者の内陸部への集団疎開が格的に始まった。「釜石2号車」の行き先は盛岡市の温泉旅館。2〜3カ月間滞在する予定だという。  三浦さんは「みんなを残して行くわけにはいかない」と、いったんは断った。しかし、同じ集落の高齢者の大半が移ることになり、決心した。「避難所に残る人がいる。地元を離れるのは心が痛む」と漏らした。

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    secondnature 2011/03/27
    一蓮托生の一体感こそ孤立無援の時期を生き延びる力になったろうし、そんな時に責任を背負えた奴は、局面が変わったからと簡単に責任感のあり方を切り替えられる程器用じゃなかろうが、一息ついて冷静に考えて欲しい
  • asahi.com(朝日新聞社):「日本一の防潮堤」無残 想定外の大津波、住民ぼうぜん - 社会

    住民たちが「日一」と自慢していた津波防潮堤。右側奥は壁が破壊されていた=岩手県宮古市田老地区、吉村写す    「日一の防潮堤」「万里の長城」――。住民たちは、そう呼んで信頼を寄せていた。岩手県宮古市田老地区にあった全国最大規模の津波防潮堤。だが、東日大震災の未曽有の大津波にはなすすべもなく、多数の死者と行方不明者が出た。「今後、どうやって津波を防いだらいいのか」。住民たちはぼうぜんとしている。  「津波は堤防の倍くらい高かった」。防潮堤の近くに住んでいた漁師小林義一さん(76)は顔をこわばらせて振り返った。11日の地震直後、いったん堤防に避難した。だが、山のような津波が海の向こうから押し寄せてくるのが見えたため、急いで丘に駆け上り、難を逃れた。自宅は押し流されて跡形もない。  小林さんは「防潮堤は安心のよりどころだった。『防潮堤があるから』と逃げ遅れた人も多かったのではないか。堤をも

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    secondnature 2011/03/26
    イゼルローン要塞陥落並の衝撃だったわこれ。 /まあこれが無ければ砂浜になってたとは都司さんの弁
  • asahi.com(朝日新聞社):「外国人窃盗団」「雨当たれば被曝」被災地、広がるデマ - 社会

    「あらぬうわさが飛び交っています」と注意を呼びかけるビラが避難所で配られた=25日午後2時45分、仙台市宮城野区の岡田小学校、金川雄策撮影  東日大震災の被災地で、流言が飛び交っている。「外国人の窃盗団がいる」「電気が10年来ない」……。根拠のないうわさは、口コミに加え、携帯メールでも広がる。宮城県警は25日、避難所でチラシを配り、冷静な対応を呼び掛けた。  「暴動が起きているといったあらぬうわさが飛び交っています。惑わされないよう気を付けて下さい」  宮城県警の竹内直人部長は、この日、避難所となっている仙台市宮城野区の岡田小学校を訪れ、被災者に注意を呼びかけた。チラシを受け取った女性(43)は「犯罪はうわさほどではなかったんですね」と安心した様子を見せた。県警によると、110番通報は1日500〜1千件程度あるが、目撃者の思い違いも少なくないという。  しかし、被災地では数々のうわさが

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    secondnature 2011/03/26
    ヒャッハーな風説を真に受けて、決死の覚悟で石巻の被害ヤバい地区に物資届けに行った知り合いは、拍子抜けして帰ってきたよ
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