詩人の谷川俊太郎さん(92)の作品や、長野原町北軽井沢とのゆかりを紹介する展覧会「北軽井沢と谷川俊太郎―写真と詩展」が27日、同町北軽井沢の北軽井沢ミュージックホールで始まった。谷川さんの詩は黒板にチョーク書きで紹介されており、来場者が北軽井沢を愛した国民的詩人の存在に思いをはせている。5月6日まで。 ミュージックホール内には...
戦後女性詩を代表する詩人・石垣りん。NHKテキスト「100分de名著 forユース」から、詩人・文月悠光さんによる石垣作品の読み解きを紹介。
吉備路文学館(岡山市北区南方)が岡山県内の小学生を対象に募集した「第33回少年少女の詩」の表彰式が9日、同館で開かれ、最優秀賞の岡山市立芥子山小6年河向絢祐君(12)をはじめ、入賞者6人と入選者の代表5人をたたえた。 明石英嗣館長が一人一人に表彰状と記念品を手渡した後、河向君が受賞作「トラクターとぼく」を朗読した。米作りを通じ、トラクターがつないでくれた父や亡き祖父との絆をつづり、修理で“入院中”の相棒を<早く良くなって帰って来てな>と思いやり、大きな拍手を浴びた。 42校から集まった608編を小川孝司中国学園大教授ら5人が審査し、最優秀賞1編、優秀賞6編、入選34編、佳作23編を選んだ。計64編を収録した詩集を、同館と県内の主要書店で販売する。 優秀賞は次の皆さん。(敬称略) 鈴木臨太郎(瀬戸内・邑久小1年)▽平田彩葉(倉敷・倉敷南小2年)▽山田貫太(倉敷・長尾小3年)▽広本絢夏(同4年
詩人ゆずりはすみれさん(37)=静岡市葵区=が書き下ろした季節の詩とその詩に合う自然派ワインを楽しめるイベント「摘み入れの のち-詩とワインの1年」が、葵区駒形通1のカフェ兼ワインバー「カーヴ・リトロン」で開かれている。最終日の20日には、ゆずりはさんによる朗読会があり、詩の世界に浸りながらワインを楽しめる。 (塚田真裕) ゆずりはさんは、日常の風景や情緒を言葉で紡ぐ。詩作とは「詩が求めるものを探ること」と考える。2020年、詩の月刊誌「ユリイカ」で「ユリイカの新人」に選ばれ、同誌への掲載が多数ある。以前から知り合いだった同店の安藤貴規さん(39)、沙友里さん(37)夫妻と「詩とワインって、...
早朝の都内の電車に乗っているとき なにか明るいものが胸に飛び込んできたから 驚いて顔をあげると 窓のむこうの線路沿いに どこにもない植物園があった 生きているとはどういうことか、記憶や忘却や夢は何をもたらすのか、生活の中で、ふと手をとめて考えずにはいられない。そのような心の在り方をそっと映し出す詩集として、野木京子の『廃屋の月』(書肆子午線)を読んだ。 日常において当たり前と思われる認識や常識に、思いがけず亀裂が生じるとき、人は恐怖や混乱やめまいに似た感覚に襲われるだろう。それらは過ぎ去れば何事もなかったかのように元へ戻るかもしれない。時が経(た)てば、忘れてしまうかもしれない。忘却に委ねる手前で、詩は、亀裂が連れてくる痛みや哀(かな)しみに言葉を与え、わずかにでも留(とど)めようとする。
初の詩集「ぼくのブッダは祈らない」を出した武田昭文さん=富山市で2023年11月22日午後4時40分、萱原健一撮影 今年6月、56歳で初の詩集「ぼくのブッダは祈らない」を世に出した。出版社は雑誌「現代詩手帖(てちょう)」や選詩集シリーズ「現代詩文庫」などを出す詩の専門出版社・思潮社だ。生業は富山大人文学部教授で、専門は20世紀のロシア詩。同大で25年間教壇に立ってきたが、これまでロシア文学研究では複数人で出した共著しかなかった。「自分の人生はこれで終わるのかという忸怩(じくじ)たる思いがあった」が、人生初の単著が図らずも詩集となり、自分の言葉を形にできたという安堵(あんど)の表情を見せた。 詩人のペンネームは「犬伏(いぬぶし)カイ」。ほとんどの詩が2015~22年に書いた詩だ。短くて2ページ、最長で15ページの計13編の詩から成る。本のタイトルと同名の詩の冒頭は「北半球で反時計回りにまわる
データ提供 詩人 まど・みちお没後10年を記念して「まど・みちおの絵本」シリーズがスタート! [株式会社理論社] 詩人 まど・みちおの思いと、画家の絵筆とが奏でる、澄みわたる絵本のシンフォニー 株式会社理論社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:鈴木博喜)は『水は うたいます』 (詩:まど・みちお/絵:nakaban)を2023年11月20日(月)に発売いたしました。 ひとしずくの水は、まるで透明な音符。それは集まり流れ、天にのぼり地に降って、歌いなが ら世界をめぐる。──童謡「ぞうさん」の詩人まど・みちおの1編の詩が、躍動感あふれる1冊の絵本になりました。 2024年の没後10年(2014年2月逝去)を記念して「まど・みちおの絵本」シリーズを再開致します。(シリーズ既刊:柚木沙弥郎/絵『せんねんまんねん』/ささめやゆき/絵『くうき』) 〈──すぐそばにある何気ないものに、まどさんは驚
朝刊1面「朝の詩」に20年以上にわたり作品を投稿してきた東京都練馬区の柳澤弘さんが10月19日、102歳の生涯を閉じた。100歳を超えて詩作に励む姿に読者から応援の声が寄せられることも多かった。柳澤さんの主な作品を、選者の詩人、八木幹夫さんと振り返る。 昨年10月に掲載された作品「ふるさとへ」は、昨年の年間賞を受賞。八木さんは「スケールの大きい望郷詩」とし、「100歳を超えて詩作する柳澤さんに敬服。長寿社会の中で心豊かに生きることが多くの人々への励みとなる」とたたえた。 遺族によると、小学校の教員(専門教科は国語)だった柳澤さんは宮沢賢治が好きで、教員時代にも詩を書いていたようだが、新聞への投稿は60歳で退職してからではないかという。産経新聞のデータベースには77歳からの作品が残るが、八木さんは90歳を超えてからの方がいい作品が多いと指摘する。とくに100歳を超えてからの作品は「こだわりが
2014年に母国の総理大臣文学賞を受賞したオーストラリアの詩人、メリンダ・スミスさんが来日し、英語の詩を日本語の詩に訳すというワークショップが各地で開催されていたそうです。その様子を紹介するのは、メリンダさんの友人でメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』著者の引地達也さん。単なる言葉の置き換えではない詩の翻訳という作業には、詩を深く理解する必要があり、ケアの感覚も垣間見られて大きな刺激を受けたと語ります。そして、メリンダさんには社会課題に向き合う作品も多く、人の尊厳を守ろうとする強さと優しさがあると伝えています。 心震える英詩と、創造する真摯な日本語の協力と勇気 オーストラリアの詩人、メリンダ・スミスさんが来日し日本各地でワークショップを開催している。 東京の早稲田大でのワークショップ開催後に行われた「トーク&リーディング 詩の共訳~コラボレーティブ・アートとしての試み~」では、メ
【Amazonランキング1位獲得!】現代詩人・Payaoがお届けする「愛」をテーマにした写真詩集『僕らは、抱き合いながらすれ違う』9月22日発売 『詩を読みたくなる日』『となりの谷川俊太郎』で知られるポエムピースの新刊は、現代詩人・Payaoによる初の作品集。Amazonジャンル別ランキング2部門(詩集、現代詩)で1位を獲得するなど、発売前から大きな話題となっています。 「いつまでも手元に置いておきたくなるように」という想いのもと、こだわり抜かれた装丁にもぜひご注目ください。 株式会社みらいパブリッシング(本社:東京都杉並区高円寺 代表取締役:松崎義行)は、企画・編集を行なった書籍【僕らは、抱き合いながらすれ違う】著者 Payao(ぱやお)を、ポエムピース株式会社(所在地:東京都杉並区高円寺)より2023年9月22日に発売いたします。 詳しくはこちら https://miraipub.jp
平日午後1時から生放送、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」 8月25日金曜日は、大竹まことさん、室井佑月さん、青木理さん鈴木純子アナウンサー、金子勝さん、ゲストの加藤久美子さんとお送りしました! 連日ニュースで報じている「福島第一原発処理水海洋放出」。 大竹さんは2011年3月、震災のが起きてすぐのころの和合亮一さんの詩を思い出したとのこと。 オープニングで詩の一部を紹介しました。 続きは、radikoのタイムフリー、ポッドキャストなどでお聴きください! ↓こちらから radikoタイムフリー Podcast オープニング ▼大竹の言いたい放題 13時20分~ Twitter紹介 ▼大竹のもっと言いたい放題 13時40分~ 青木理さんのコラムでした! 「農業協同新聞の記事『「気候危機」にどう向き合う』を紹介」 というテーマでお話ししていただきました ▼大竹メインディッシュ 14時25
ファーウェイが発表したのは、独自の大規模言語モデル「盤古」の最新版だ。生成AIの基盤となる技術で、同社にとって第3世代となる。米オープンAIの生成AI「Chat(チャット)GPT」が世界的なブームとなり、中国でも約80の大規模言語モデルが乱立する中、満を持して大規模なアップデートに踏み切った。 冒頭の張氏の発言通り、盤古の特徴の1つは製造や金融などの産業向けに特化している点だ。「我々のAIは詩を書くのではなく、仕事をする」と張氏は語っており、百度(バイドゥ)などのライバルが対話や文章、画像生成機能などをアピールするのとは一線を画している。 中国では政府が4月、生成AIに関して社会主義体制の転覆などを扇動する内容を禁止するため、当局による事前審査を義務付ける規制案を発表しており、一般消費者向けのサービスを展開しづらいのは確かだ。だがそれ以上に、ファーウェイがAIを産業向けに特化するのは、自社
月に一度、おすすめの本を紹介する、ええやん!ブックです。 7月6日と言えば、俵万智さんの大ヒット短歌集、「サラダ記念日」の中の一首、『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』。 この一首から、7月6日は短歌と関わりの深い日でもあります。 そこで今回は短歌や現代詩などを中心に取り扱っているという書店「葉ね(ハネ)文庫」で、おすすめの歌集を伺ってきました。
庭を近くに感じるリビングから四季折々の花や植物を眺めて過ごす。少年の頃、この庭から太陽が昇るのを目にし、朝を美しいと感じたのが詩人としての意識の芽生えだったという。 半世紀以上にわたり、ことばを使って仕事をしてきた谷川俊太郎。詩作とともにつくり続けてきた膨大な数の絵本を読み返すと、人間が初めてことばを発したその瞬間の肌触りがよみがえる。ことばのもつ無限の可能性を広げてきた詩人に話を聞いた。現在発売中のPen最新号『みんなの谷川俊太郎』から抜粋して紹介する。 【写真】谷川俊太郎の自宅。リビングに点在するのは比較的最近の本。 創作する時は、いまの時代にフィットしているか、いつも考えます2023年春、『谷川俊太郎 絵本★百貨展』が開幕した。谷川の多岐にわたる作品の中でも絵本の仕事に改めてスポットライトを当てる展覧会だ。そして同時期に、新作絵本『ここはおうち』が出版された。絵を描いたのは、幻想的で
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