河村建夫官房長官は1日の記者会見で、野党から「予算無駄遣いの『アニメの殿堂』」などと批判されている「国立メディアセンター」(仮称)に関し「アニメや漫画などのソフトパワーは世界で高い評価を受けており、日本の成長力強化につなげる大きな意義がある」と反論した。 同時に「官設民営なので、(官僚の)天下り対象になるとか、税金による赤字補てんということは想定していない」と強調した。 同センターをめぐり、民主党の鳩山由紀夫代表は5月27日の党首討論で「こんなことに補正予算を使っていいのか。官僚の官僚による官僚のための予算だ」と追及した。(共同) [2009年6月1日12時35分]