「診断」と「改善」でエンゲージメントを高め続ける エンゲージメント向上の鉄則は「診断」と「改善」を繰り返すことだ。それぞれのポイントについて解説する。 診断のポイント:満足度だけでなく「期待度」も測る エンゲージメントサーベイは、従業員の満足度を測るものが一般的だ。この場合「満足度が低かった項目から改善を図っていこう」という方針になりがちだが、必ずしも満足度の低い項目が、優先的に改善すべき項目とは限らない。 例えば、サーベイで上司への満足度が低いことが分かったため、上司と部下の1on1ミーティングを導入したとする。しかし、他にも満足度が低い項目があった場合「今、改善してほしいのはそれじゃない」「上司とのミーティングを求めているわけじゃないのにな」と、逆に従業員の不満をエスカレートさせてしまうケースもある。 また、従業員の不満は尽きることがない。エンゲージメントサーベイを実施するたびに新たな