京都府は24日、各分野で活躍する京都ゆかりの女性を表彰する本年度の「あけぼの賞」に、京都大副学長の稲葉カヨさん(64)、元卓球選手の上田萌さん(24)、女優の黒木華さん(24)の3人と、和束町の活性化団体「恋茶グループ」を選んだと発表した。 稲葉さんは、免疫システムを担う細胞の機能を解明し、がん治療に役立つ成果を上げたほか、女性研究者などの支援にも取り組む。上田さんは舞鶴市出身で、2012年の世界ろう者卓球選手権でシングルス、ダブルス、団体の3冠を達成した。黒木さんは京都造形芸術大在学中にデビューし、今年2月に「小さいおうち」でベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた。 恋茶グループは、地元特産の茶を使った料理や菓子を開発し、地域の活性化に取り組んでいる点が評価された。 11月8日に京都市南区の京都テルサで開かれる「KYOのあけぼのフェスティバル」で表彰式が行われる。