記事一覧 再開発施設、集客力に懸念ぬぐえず 指定管理者に応募なく選定難航 (2015年2月4日午前7時00分) JR福井駅西口の再開発ビルに来春開館する福井市自然史博物館分館。市が昨年、指定管理者を募集したところ応募はゼロだった。ドームシアター(プラネタリウム)を備え、年間入館者10万人を目標に掲げる目玉施設は出ばなをくじかれた格好。業者には、福井の玄関口でのビジネスへの関心はうかがえるものの、「集客力は本当にあるのか」との懸念がぬぐえないようだ。市の“県都の顔”づくりは正念場だ。 ■見込みの半分 同8月に開かれた指定管理者募集の事前説明会は、県外5業者を含む9業者が参加。うち3業者が事前申請したが本申請には至らなかった。 市の計画では、指定管理期間は5年。管理者の1年当たり収入は指定管理料9324万円と、見込み利用料7297万円。管理者はここからすべての運営費を賄い、利益を生み出さ