もうすぐ夏の風物詩・花火のシーズンを迎えます。多くの自治体が4年ぶりに花火大会を復活させる一方、中止を発表する自治体が相次いでいます。何が起きているのでしょうか。 ■寄付金が集まらず…4年ぶり期待も中止 千葉県御宿町で1987年に始まった「おんじゅく花火大会」。2500発の花火が打ち上げられ町民など、およそ3000人に楽しまれてきましたが、コロナ禍で2020年から中止となっていました。 今年、4年ぶりの開催が期待されていましたが、またしても中止に。一体なぜ? 御宿町観光協会 吉清文夫代表理事:「寄付金を主体にこの花火大会が実行されていたが、物価高騰していることで、皆さんが厳しい状況に置かれている。経済的な問題で寄付をお願いするのは、いかがなものかという考えがあり、今年も中止ということで」 花火大会の総予算はおよそ500万円で、そのうちの8割を地元企業などの組合や町民の寄付金で賄っていました