ペッパーランチの「角切りステーキ」を食べた客が各地で食中毒を発症したことを受け、5日、記者会見したペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長は「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と険しい表情を浮かべた。 午後3時すぎ、東京都内の本社会議室に姿を見せた一瀬社長は「疑わしい結果が出たと、保健所から連絡があった」と神妙に切り出した。用意したメモに目を落とし、淡々と経緯を説明。原因については「どうして今回のようなことになったのか」と首をかしげた。 報道陣から対応を疑問視する質問が飛ぶと「でも、それがうちのもの(が原因)かは確定できない」と気色ばむ場面も。「事態を重く受け止めている。各店舗や関係方面には多大な迷惑を掛ける」と強調し、全国の店舗におわびの書面を張り出したとした。営業停止を命じられた店以外は休業しないことを明らかにした。