違法ダウンロードの罰則化を盛り込んだ改正著作権法が今月20日に成立したことに反発し、国際的なハッカー集団「アノニマス」が日本政府などを標的にしたサイバー攻撃「オペレーション・ジャパン」を開始したことがわかった。 26日には、財務省のホームページ(HP)が不正アクセスを受けたとみられ、同省は一部のページについて公開を停止した。最高裁のHPも同日夜、一時通信障害を起こしており、内閣官房情報セキュリティセンターが各省庁などに緊急警報を出し、注意を呼び掛けている。 アノニマスはネット上に出した声明で、「改正著作権法は多くの無実の市民を刑務所に入れる」などとして、政府機関に対する攻撃を表明。26日には、国有地の物件情報を提供している財務省のHPに「我々はアノニマスだ。我々は許さない」などとする文書が挿入された。アノニマスは「ネットの自由」を掲げる利用者の集まりで、過激化した一部がハッキングなどの違法