マネキンの代わりに人間そっくりのアンドロイドを使った展示「アンドロイドも恋をする?」がこのほど新宿高島屋で始まった。バレンタインの特別企画で、女性のアンドロイドは恋人を待っている設定。切なげで寂しそうにしていたかと思えば、にっこり笑ったり、手元に目線を落として不安げになったり――。くるくる変わる複雑な表情に注目だ。2月14日まで展示される。 アンドロイド「ジェミノイドF」は大阪大学の石黒浩教授とATR知能ロボティクス研究所が開発した。身長は160センチ。ガラスケースのなかで、春らしい花柄のワンピースを着て座っている。ピンク色の携帯電話を握りしめ、彼からの連絡待っている雰囲気だ。人毛のかつらを付けており、後ろから見ると本物の人間のよう。たまたま通りかかった人が「えっ人間が閉じ込められてるの!?」とびっくりして立ち止まっていたほどリアルだ。 ガラスケースに取り付けたKinectセンサーの反応を