電子書籍を配信するネット書店がマンガや小説などの作品を制作し、独自販売する動きが出始めている。電子書籍の市場はまだ十分に広がっておらず、出版社から供給される商品数が限られるためだ。自らオリジナル商品を作ることで、他店との差別化を図る狙いがある。 トッパングループの電子書店「BookLive」は4月27日、漫画雑誌「COMIC LIVE!(コミックライブ)」を創刊した。20~40代のビジネスマンがメーンターゲットの月刊誌。独自に漫画家に依頼し、創刊号には7作品を収録した。 同書店は現在6誌のオリジナル漫画雑誌を販売。他にも、映画監督ら映像クリエーターを起用した月刊文芸誌「GEN-SAKU!(ゲンサク)」を昨年4月から配信している。 今年1月から刊行を始めたビジネスコミック「まんがで学ぶ 成功企業の仕事術」は3月に紙の単行本でも出版した。電子書籍で先行販売し、紙の書籍が続くという珍しいケースと