『週刊ダイヤモンド』1月13日号の第1特集は、「科学とデータで迫る 最強の食事術」です。食事法の研究結果、医師約1000人と管理栄養士の投票による各食事法の”総選挙”、秘書88人が明かす企業エグゼクティブの食生活、コンビニエンスストアや外食に通う日々の中で食事を改善するための実践術などなど、科学と独自のデータ満載です。 糖尿病医療の権威である日本糖尿病学会が作成した『糖尿病診療ガイドライン2016』に、北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟医師は失望した。 診療ガイドラインは、研究によって導かれたエビデンス(科学的根拠)に基づき作成するものだ。最新の研究結果を反映して更新されるにもかかわらず、2012年に山田医師が「糖質制限」の有効性を確認した試験の論文が盛り込まれなかったのである。 この診療ガイドラインは専門医や管理栄養士にとって教科書的な存在で、診療や栄養指導のベースとなる。こ