東京 新宿区で4日夜、観光バスの「はとバス」が停車していたハイヤーに追突し、ハイヤーの運転手が死亡しました。バスのドライバーはインフルエンザにかかっていて、事故当時、高熱があったということで、警視庁は詳しい状況を調べています。 4日午後6時半ごろ、新宿区西新宿で観光バスの「はとバス」が、停車していたハイヤーに追突して乗り上げ、そのまま30メートルほど進んだあと、街路灯に衝突して止まりました。 バスとハイヤーに乗客はいませんでしたが、この事故で、ハイヤーの運転手、宮崎昭夫さん(52)が死亡しました。 バスを運転していた37歳のドライバーはその場で逮捕されましたが、いったん釈放され、病院に入院して検査を受けました。 警視庁によりますと、検査の結果、ドライバーはインフルエンザにかかっていて事故当時は38度を超える高熱があったとみられることがわかりました。 バスのドライブレコーダーには、事故が起き
地球温暖化に対する若者たちの意識が各国で高まる中、イギリスの人気ロックバンド「コールドプレイ」が環境への負荷がかかることを理由に世界ツアーを行わないと発表し、話題になっています。 この中で、マーティンさんは新アルバムの発表に合わせた世界ツアーについて、 「飛行機による移動がもっとも難しい問題だ」と述べて、温室効果ガスなど環境への負担がないツアーを実現できるようになるまで行わない考えを示しました。 そのうえで、「1、2年かけて持続可能で、環境に有益な形でのツアーの在り方を検討していく」としています。 ロンドンの慈善団体の調査では、イギリスの音楽業界から排出される温室効果ガスは年間40万トン余りにのぼり、このうち最も環境への負荷が高いのは観客の移動だということです。 コールドプレイは前回の世界ツアーで延べ540万人を動員していて、人気バンドとして問題意識を示した形です。 ツイッター上では「すば
「たかが近視でしょ」。私たちも最初はそう思っていました。ところがいま、世界中で近視が急増し、危機感が高まっています。取材を進めると、放置できない深刻なリスクが見えてきました。 (科学文化部 記者 出口拓実/第3制作ユニット ディレクター 大石寛人/社会番組部 ディレクター 石濱陵、3人とも中程度の近視)
フルマラソンで人類初の2時間切り達成です。オリンピックの金メダリスト、ケニアのキプチョゲ選手がオーストリアのウィーンで40人余りのペースメーカーの力を借りる特別な環境のもとで2時間切りに挑戦し、1時間59分40秒でゴールしました。 「人類には不可能」とも言われてきた2時間切りにこれまでも挑んできました。 会場は直線が多く勾配が少ないことなどからタイムが出やすいとされる、オーストリアのウィーンに設定され、キプチョゲ選手は朝の8時15分にスタートしました。 今回は日本の村山紘太選手を含む41人がペースメーカーとしてサポートする特別な環境のもとで行われ、キプチョゲ選手は序盤から1キロ2分50秒前後という驚異的なペースで走り続けました。 沿道には地元ウィーンの人たちや母国ケニアなど世界中のマラソンファンが駆けつけて大きな声援を送り、初の2時間切りへの期待が高まりました。 地元の男性は「世界一の選手
大リーグで数々の記録を打ちたて、ことし3月に現役を引退したイチローさんに14日、マリナーズからこれまでの功績をたたえる賞が贈られ、イチローさんはシアトルの球場に訪れたファンに向けて、英語でスピーチして、感謝の気持ちを伝えました。イチローさんのセレモニーでのあいさつです。 そして「いま、幸せな瞬間です。ぼくが東京で引退した時、シアトルのすばらしいファンの皆さんがあの場所にいなかったのでもの足りない感じがしました。皆さんの長年にわたるご支援を感謝します」と述べました。 さらに「ぼくが2001年にシアトルに来たとき、日本から来た野手はいませんでした。皆さんの仲間に入ったのは、27歳で小さく、無名の痩せた選手でした。ぼくを受け入れてくれる理由などは、何もありませんでした。でももろ手をあげて歓迎してくださり、このチームを去ったときもまた、戻って来たときもぼくに対する姿勢を変えずに応援してくれました。
北海道日高町の牧場で、競走馬として活躍した「タイキシャトル」と「ローズキングダム」の2頭のたてがみが切られているのが見つかり、警察は器物損壊事件として捜査を進めることにしています。 2頭のたてがみは、いずれも刃物とみられるもので幅5センチメートル、長さ15センチメートルほど切られていたため、牧場では警察に被害届を出したということです。 「タイキシャトル」はフランスと国内のG1レースで合わせて5回優勝し、JRA日本中央競馬会から「競馬の殿堂」とも言われる顕彰馬に選ばれた名馬です。 また、「ローズキングダム」も国内のG1レースで2回優勝した名馬で、「タイキシャトル」とともに引退後は、すでに種馬としての活動も終え、この牧場で余生を過ごしていました。 牧場の放牧地は柵で囲われていますが、馬が近づいてくれば見学に訪れた人たちが自由に馬と触れあえるということです。 警察では何者かが2頭のたてがみを切っ
政府は、アニメや漫画など「クールジャパン」と呼ばれる日本独自の文化の発信力強化に向けて、国内外で高い知名度がある声優の平野綾さんを「クールジャパン・アンバサダー」に任命しました。 この戦略の一環として政府は、声優や歌手などとして活動し、国内外で高い知名度がある平野綾さんを「クールジャパン・アンバサダー」として任命することになり、平井IT担当大臣が内閣府で任命状を手渡しました。 このあと、平野さんは「責任を持って積極的に文化の普及に取り組みたい」とコメントを発表しました。 政府は今後、平野さんに対しメディアやイベントに出演した際、あるいはSNSでの発信を通じて、官民の取り組みの積極的なPRに努めてもらいたいとしています。
NHKは、在京民放5社が運営する民放公式テレビポータル「TVer」で、今月26日から、一部の放送番組を配信することになりました。 NHKは、番組の視聴機会の拡大や公共放送の理解増進、それに民放との協調・連携の推進につながるなどとして、「TVer」に参加することを決めました。 今月26日から、「ダーウィンが来た!」や「きょうの料理ビギナーズ」、「ハートネットTV」など8番組を順次配信する予定です。 また、「TVer」では、番組の冒頭などでコマーシャルが流れますが、NHKは広告が禁止されていることから、NHKの配信番組では、公共放送への理解につながる内容の情報などを流すことにしています。 一方、NHKでは、NHKによるテレビ放送のインターネットへの常時同時配信を新たに認めることなどを盛り込んだ改正放送法がことし5月に成立したことを受けて、NHK独自の常時同時配信と見逃し番組の配信サービスを実施
京都市伏見区にあるアニメーション製作会社のスタジオが男に放火された事件で警察によりますと33人の死亡が確認されたということです。また35人がけがをして病院に搬送されたということです。火をつけたのは41歳の男とみられ、警察が放火の疑いで調べています。 消防車30台が出て消火にあたった結果、出火から5時間近くがたった午後3時すぎに火はほぼ消し止められました。 出火当時、建物には従業員など70人余りがいたとみられていて、警察によりますと、33人の死亡が確認されたということです。 男性が12人、女性が20人で1人は性別が不明だということです。また35人が病院に搬送されました。 このうち17人は重傷で、16人が入院して手当てを受けているということです。 消防によりますと建物内の救助活動は終了し、取り残されている人はいないということです。 一方、放火した男は現場から逃走しましたが、100メートルほど離
SMAPや嵐など数々の国民的アイドルを生み出した芸能事務所「ジャニーズ事務所」を設立し、音楽プロデューサーや舞台演出家としても活躍したジャニー喜多川さんが、9日午後、くも膜下出血のため東京都内の病院で亡くなりました。87歳でした。 ジャニー喜多川さんはアメリカ・ロサンゼルス生まれで、幼いころ家族と日本に帰国したあと、終戦後に再びアメリカに渡り少年時代を過ごしました。 朝鮮戦争で徴兵されたあと日本に戻り、昭和37年、男性アイドルグループ「ジャニーズ」を結成して「ジャニーズ事務所」を設立しました。 「フォーリーブス」や「たのきんトリオ」「シブがき隊」、それに「光GENJI」といったアイドルグループを次々と誕生させたほか、郷ひろみさんや、田原俊彦さん、近藤真彦さんをソロデビューさせるなど、正統派男性アイドルの基礎を築きました。 その後も「SMAP」や「TOKIO」「KinKi Kids」「V6」
多くの人気アイドルを生み出し、音楽プロデューサーや舞台演出家としても活躍しているジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川さんが、くも膜下出血と診断されて先月18日から入院し、治療に専念していることを事務所が公表しました。 これは、アイドルグループ「嵐」のCDデビューから20年間の活動を振り返る展覧会に合わせた囲み取材で、ジャニーズ事務所が明らかにしました。 それによりますと、事務所のジャニー喜多川社長(87)は、先月18日に体調の異変を訴えて救急搬送されて入院し、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血と診断されて治療に専念しているということです。 「嵐」の松本潤さんは、搬送された翌日にメンバー5人で病室に見舞いに行ったことを明らかにし、「今はジャニーさんが一日も早く元気に回復してくれることを祈っています」と話していました。 ジャニー喜多川さんは、昭和37年に「ジャニーズ事務所」を設立して人気ア
去年12月に宮崎市で開かれた「青島太平洋マラソン」で、倒れたランナーの救助に駆けつけた救急車のサイレンにイヤホンをつけた参加者が気付かず、救急車の到着が手間取ったことを受け、大会の実行委員会はことしの大会からイヤホンは片耳だけにするよう呼びかけることになりました。 去年12月の「青島太平洋マラソン」では、60代の男性ランナーが倒れて一時、心肺停止になり、救急車に加え、AEDを運ぶ救護スタッフの自転車がランナーの列の後ろ側から救助に向かいました。 しかしイヤホンをつけたランナーもいて、救急車のサイレンや救護スタッフが道を空けるよう呼びかける声に気付かず、到着に手間取ったということです。 マラソンのランナーの中には、気分を高揚させたりリズムよく走ったりするため、イヤホンで音楽を聞く人も少なくないということです。 大会の実行委員会は、ことしの大会からランナーに対し周囲の音が聞こえるようイヤホンを
フォロワーの数が仕事や報酬に直結するSNSのインフルエンサーの世界。そのフォロワーを購入して水増しする行為がインスタグラムの一部のインフルエンサーの間で行われている実態を取材した記事を21日に掲載した。 News Up「私は“水増しインフルエンサー”」 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190521/k10011924131000.html では水増ししたフォロワーはどこからやってくるのか。売買しているのはどんな業者で、どのようなからくりになっているのか。取材で購入した3万人のフォロワーを徹底追跡すると、その一端が見えてきた。 (「ネット広告の闇」取材班記者 田辺幹夫・田隈佑紀・藤目琴実、ディレクター 中松謙介) フォロワーを売っているのはどんな業者なのか。「フォロワー購入」とネット検索するだけで、数多くの業者が見つかる。 インスタグラムをはじめ、You
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