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  • 詩人『吉岡実』! - FeliscutusverX,the CHATTER

    国内の詩人で、いまだに好きなのは『吉岡実』。詩について述べるは容易ではないので、ここでは彼の詩をそのまま幾つか紹介しよう。 1 四人の僧侶 庭園をそぞろ歩き ときに黒い布を巻きあげる 棒の形 憎しみもなしに 若い女を叩く こうもりが叫ぶまで 一人は事をつくる 一人は罪人を探しにゆく 一人は自涜 一人は女に殺される 2 四人の僧侶 めいめいの務めにはげむ 聖人形をおろし 磔に牝牛を掲げ 一人が一人の頭髪を剃り 死んだ一人が祈祷し 他の一人が棺をつくるとき 深夜の人里から押しよせる分娩の洪水 四人がいっせいに立ちあがる 不具の四つのアンブレラ 美しい壁と天井張り そこに穴があらわれ 雨がふりだす 3 四人の僧侶 夕べの卓につく 手のながい一人がフォークを配る いぼのある一人の手が酒を注ぐ 他の二人は手を見せず 今日のと 未来の女にさわりながら 同時に両方のボデーを具えた 毛深い像を二人の

    詩人『吉岡実』! - FeliscutusverX,the CHATTER
    semi
    semi 2018/04/20
    四人の僧侶
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