少し前にホモ・サピエンスの出アフリカの記事を書いた。「出アフリカ」の前後の西アジアとヨーロッパはネアンデルタール人が「支配」していた。彼らの文化はムスティエ文化(ムステリアン、Mousterian)と呼ばれ、中期旧石器時代に入る。 ホモ・サピエンスはアフリカから独自の文化を持って西アジアに進出し、ムスティエ文化と交わって新しい文化を作った。西アジアではアハマリアン、ヨーロッパではオーリニャック文化(オーリナシアン)がそれぞれ発展した。オーリニャック文化は後期旧石器時代になる。オーリニャック文化の初期、4万年前にネアンデルタール人は絶滅する(ホモ・サピエンスの「親戚」、絶滅する参照。 ルヴァロア技法と石刃技法 ルヴァロア技法 石刃技法 ブログ『雑記帳』の紹介 「出アフリカ」後の西アジア ヨーロッパの文化の変遷 気候変動と文化の変容 中緯度まで広がるステップ・ツンドラ ルヴァロア技法と石刃技法