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歴史に関するsenchafreak69のブックマーク (13)

  • 江村洋『カール五世』 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    1 江村洋『ハプスブルク家』を再読して、良いだな、良い執筆者だな、と思い、ドイツ30年戦争http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20140303/1393857546に時代の近いカール5世の評伝も書いていると知り、購入、読了。 文章は奇を衒うことなく、簡明で判り易い。神聖ローマ帝国皇帝とスペイン王を兼ねた人物、という時点で下手な記述をされると丸っきり置いてきぼりにされてしまいそうなのだが、そこは簡潔かつ丁寧に説明してあり、躓くことがない。読者を躓かせないというのは筆者の力量であり、読者への優しさでもある。 2 カール5世は1500年生まれ、1558年没。日で言うと山勘助や毛利元親とだいたい同時代人だ。 ルネサンスのネーデルランドに生まれ、新大陸発見直後のスペイン王となり、宗教改革勃発時の神聖ローマ皇帝であった、当時の欧州政治の中ではバカ正直と言えるほど誠実な人柄

    江村洋『カール五世』 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
  • 2013-11-24

    このブログを開設したのが2003年の11月24日だったので、10周年となった。 10月末に発売された『あまちゃんメモリーズ 文藝春秋×PLANETS』(isbn:4163767703)で、劇中の用語解説「アマペディア」の一部、対談記事の構成などを担当。 書は『あまちゃん』自体の画像は一枚も使ってないし、評論中心なのではっきり「マニア向け」なんですが、発売後すぐ増刷がかかったという、凄いな。 今回はライターというより編集補助のような参加だし、大した仕事量でもないのでそう誇ることでもないのだが、『週刊文春』11月28日号を読んでたら、小林信彦も連載コラム「音を申せば」で『あまちゃんメモリーズ』に言及してた。そうかそうか、小林先生も俺の作った「天野家年譜」とかを見たかと思うとちょっと感慨深いw 小林信彦の小説は数多いが、一個人的には1960年代の戦後サブカル・TV文化草創期を舞台にした『夢の

    2013-11-24
  • 同志社に批判的だった勝海舟 - はなぶさときいちブログ

    勝海舟は1823年に生まれ、45歳の時に明治維新を迎え、1899年、76歳で死去しています。幕末維新の時代を伝える人として、奇跡に近い適役の人ですね。 第一に、幕府でも維新でも高位公職についていて、内実に詳しい。第二に人脈が多岐に及んでいて、ありとあらゆる党派に知人や弟子がいる。第三に話が面白い、当人も話好きであると揃っていて、幕末維新史の参考として、勝海舟政談録である『氷川清話』や、それよりは「素材そのもの」という感じが強いのですが、『海舟座談』は是非とも読んでおくべきでしょう。 これは『氷川清話』の中の有名なエピソードですが、海舟が西郷を龍馬に紹介して、龍馬が西郷を評して言うには「大きく叩けば大きく鳴り小さく叩けば小さく鳴る」と言ったことについて、さすがに龍馬は質をつかんでいるとして、海舟は「評するも人、評されるも人」と言ったといいます。 海舟はこのように幕末維新の著名人に何らかのつ

    同志社に批判的だった勝海舟 - はなぶさときいちブログ
  • 日本人の「愛」 : 異常な日々の異常な雑記

    なんとなく。 愛(あい)という言葉は中国語です。 そのことに気づいたきっかけは呉智英氏の著書『バカにつける薬』所収の「愛の悲しみ」という章を読んでからですが、それがずっとひっかかっていて、いろいろと思索したことを書いてみようかな、と。 以下、ところどころあやふやな知識と憶測と仮説を交えた妄言。 「あい」って音読みですよね。音読みって中国でそのまま発音されていた言葉です。 中国語で「あなたを愛しています」は「我 爱 你(ウォーアイニー)」って言います。 訓読みは元々日にあった言葉ですが、それが「愛」に当てられたものを見てみると、「愛しい(いとしい)」は、形容詞としてしか使われない読みです。 愛しい(かなしい)、愛しむ(おしむ)、愛弟子(まなでし)などはちょっと特殊な読み。 「愛でる(めでる)」は訓読みで動詞として使用されていますが、動詞化した「愛する(あいする)」とはやはりニュアンスが違い

    senchafreak69
    senchafreak69 2013/11/13
    妄言というか思考実験というか
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • アメリカ合衆国の「正体」 - ネットゲリラ

    アメリカ合衆国」の正体は「東インド株式会社」だ、と飯山一郎翁が喝破されておられるんだが、教科書で出てくる名前なので、知らない人もいないと思うんだが、「東インド株式会社」というのがありまして、ヨーロツパの列強がこぞってそういう名前の「会社」を作り、植民地経営に励んだわけだ。最初の東インド株式会社はイギリスです。Wikipediaでは上の図版の右側の旗が出ているが、1801年までは「グレートブリテン王国」なので、イギリス国旗の部分が違う。 こちらがソレです。「最初のアメリカ国旗」というのは1775年の12月5日制定なので、東インド旗のユニオンジャックをコチラに差し替えると、あーら不思議、「アメリカ国旗と東インド株式会社旗がほぼ同一」という事になってしまう。コレはアメリカ建国において今では隠された「秘密」です。 ★人気USAフラッグ チューブトップビキニ(パッド一体型 ) 【サイズ】 フリーサ

  • 1995年から始まったこと : 異常な日々の異常な雑記

    世界はどうか知りませんが、日文化状況や日人の価値観・ライフスタイルって1995年前後に大きな転機が来ていたんだよな、ということは今までにも何度か触れていますし、他に論じている人もいますが、最近また気づいたことがあったんで、改めてリストアップ。 1995年前後に起こった重要な転機 1993年 5月15日 Jリーグ発足 8月4日 河野談話(従軍慰安婦問題のターニングポイント) 8月9日 38年ぶりの政権交代。非自民党政権誕生 1994年 4月19日 開運!なんでも鑑定団放送開始(鑑定ブーム、家蔵の「お宝」に脚光が集まる) 6月29日 自社さ連立政権により村山内閣誕生(55年体制を真の意味で終わらせた政権) 8月17日 ボキャブラ天国で「ザ・ヒットパレード」コーナー開始(お笑い芸人がTVを占拠する発端) 9月   松人志『遺書』ベストセラー(ダウンタウン、ひいてはお笑い芸人のカリスマ化)

  • 『礼記』・『お召し』・『ソードアート・オンライン』から考える極楽浄土としてのネット空間 : 異常な日々の異常な雑記

    SF的な社会システム論。 四書五経の一つ『礼記』の「曲礼・上」編に以下の記述があります。 人生まれて十年を幼と曰う、学ぶ。二十を弱と曰う、冠す。 三十を壮と曰う、室有り。四十を強と曰う、仕う。五十を艾と曰う、官政に服す。六十を耆と曰う、指使す。七十を老と曰う、伝う。八十九十を耄と曰う。七年を悼と曰う。悼と耄とは罪有りと雖も、刑を加えず。百年を期と曰う、頤う。 これは「弱冠」という言葉の出典として知られる一節ですが、士大夫の人生の節目節目において、どのような状態であればいいのか、という目安として捉えられてきました。 10才で学び、20才で元服し、30才で嫁を迎え、40才で仕官し、50才で重要な役職につき…ということなんだけど、『礼記』が成立したのは諸説いろいろあるけど2000年近く前です。 その時代の人々で100才まで生きられた人がどれくらいいたのか、また40で仕官ってちょっとおかしくないか

  • 『エロゲー文化研究概論』感想(評価:星5つ) - The Stalking Dead

  • 日本軍将兵の証言・手記にみる慰安婦強制の実態 - Transnational History

    慰安所の前で巻脚絆(ゲートル)を外し順番を待つ兵士たち 場所:中国、時期:1938年頃 出典:村瀬守保写真集『私の従軍中国戦線 一兵士が写した戦場の記録』(初出:日機関紙出版センター,1987年)新版:2005年 慰安婦は「自発的に応募した」「自由意志だった」「強制ではない」、さらには軍や警察は「違法な業者を厳しく取り締まっていた」等々、慰安婦問題を否定する人々によって熱心に宣伝されているデマがありますが、そうした人々が無視している資料に、元日軍将兵・軍属が手記や証言のなかで慰安婦に言及している口述資料というものがいくつも存在します。 それら口述資料*1を用いて個々の事例を考察していきます。 以下、 引用文の中略には「……」を入れています。強調、改行は引用者によります。 最初に紹介する証言は、秦郁彦氏が著書『慰安婦と戦場の性』のなかで「信頼性が高いと判断してえらんだ」もののひとつです。

    日本軍将兵の証言・手記にみる慰安婦強制の実態 - Transnational History
  • 江戸時代の物価表

    ※ 江戸時代の前・中・後期頃と平均貨幣価値の物価基準に基づいて換算します。 金 1両 = 金・銀 4分 = 金・銀 16朱 = 銀 60匁 = 寛永通寶 4千文 = 天保通寶 40枚 明治政府 旧金 1両 = 新 1円 = 金 1.5g ( 慶長大判 金 1両の 1/10 金含有量 )

  • 世界初の百合小説はドストエフスキー : 異常な日々の異常な雑記

    必ずしも主題として同性愛を扱っていなくても、昔の作品に同性愛と認めるに足る描写が出ていれば、それはそれでメルクマールとして語るに値するかな、と。 そういう意味で言うと、近代文学で世界初のBL(ボーイズラブ)はおそらくメルヴィルの『白鯨』(1851)で、第四章においてクィークェグのベッドでイシュメールが目を覚ます場面がそれにあたります。 『ロリータ』で知られる作家ウラジミール・ナボコフは「近代文学で最初に同性愛者が描かれたのは、『アンナ・カレーニナ』である」(ロシア文学講義)と述べたらしいですが、『アンナ・カレーニナ』の刊行は1875年で、『白鯨』よりも遅いです。 とはいえ、歴史に埋もれていった数多の無名作家の作品群にその種の描写がなかった、とは誰も言い切れないところではあるんですけどね。 ここ最近、百合、GL(ガールズラブ)が隆盛を誇っています。 この流れの端緒になったのは『セーラームーン

  • 「戦争責任とは開戦責任ではなく敗戦責任である」という視点で語られることが異常に少ない : 異常な日々の異常な雑記

    毎年、終戦記念日が近づくとテレビでは第2次大戦のドラマなんかが作られて、全国民でもってあの戦争の意味を考えましょう的なムードがつくられます。 『火垂るの墓』に代表されるような庶民の悲劇だったり、動物園の象を殺させないために奮闘する話だったり、特攻隊の若者たちの悲劇だったり、沖縄戦の悲劇だったりですね。 いずれのドラマにも共通しているのは、名も無き人々の悲劇です。 戦争を大災厄と捉え、当時の軍部や日国政府を批判するような描き方をするのが主流です。 私はこの種のドラマは10年以上まともに見ていませんが、新聞のテレビ欄を見る限り、毎年やっている内容、というかテーマに差があるとは思えません。 戦争は大変だった、もう二度とゴメンだ、というメッセージばかりです。 まあ、私だって戦争は勘弁願いたいんですが、いい加減、も少し異なったテーマの切り口であの戦争を描いて欲しいものです。 NHKのドキュメンタリ

    senchafreak69
    senchafreak69 2011/11/11
    id:Cunliffe 9カ国条約は中国の利権に関する取り決め。近代国家ではない中華民国との戦争については本文で言及していない。
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