家族以外の人間関係にも当てはまりますね、これは。他人を貶すのは割と簡単だし、相対的な自尊心を手っ取りばやく高めることができるから、他人に向ける感情ベクトルは意識しないと得てしてマイナスに傾きやすい。いわゆる教えてやる、変えてやるという上から目線もこのカテゴリの範疇になるでしょう。逆に美点を探すというのは意外と難しいし、エネルギーがいる。けど意識的それを行うことでお互いの感情の好循環を産み出すことが出来ると思う。 来談者中心療法で有名なカール・ロジャースはセラピストの基本3要件として、無条件的関心、共感的理解、自己一致を挙げていますが、機嫌を取ったり阿ったりすることと理解しようということは本質的に違うということでしょう。自分もほっといたら批評家・毒舌家になってしまうから。そういうことを今年は意識的に心がけてみたいですね。