相変わらず『NANA』をねっとり読んでたりするわけですが、あのマンガに出てくる子たちはほんとに関係性の奴隷よのう、と思います。トラウマ負ってる登場人物も多いわけですが、でもあのマンガの主人公にして一番やらかしちゃっているハチ(奈々)は普通の家庭で普通に育てられた子なんだよね。というところに、現代のしんどさが出てるなあと思ってタメ息出ちゃう。最近文字画が流行ってるって知ったときも思ったんだけど……あれに書かれている恋や友情の誓いみたいなのってすごい違和感がある。なんていうか、いろんな分類が雑で、すごい思い詰めやすくなってる感じがします、最近の傾向って。関係性を、ただ信じることだけで乗り切ろうとしてる気がする。強く思えば報われる、みたいな。でもそれって視野狭窄になってよけい傷が深くなるだけなのになー。ていうか、その信じる、っていうのも、「自分で心に決めて信じたのだから、何があっても後悔はしない