西日本は18日、冬型の気圧配置が強まり、京都市で氷点下1・5度、大阪府豊中市で同1・4度、神戸市で同0・4度など平年値を2〜3度下回る厳しい冷え込みとなった。日本海側を中心に大雪となり、京都市でも今年初めて積雪を記録。大阪管区気象台は、降雪が19日夜頃まで続くとみて警戒を呼びかけている。 京都市左京区の平安神宮では、職員が早朝から境内で雪かきをした。下京区の東本願寺前では路面が凍り、同市南区の主婦(30)は「幼稚園の発表会に遅れそう」と、足元を気にしながら4歳の次男の手を引いていた。 この日朝の積雪は、兵庫県豊岡市で28年ぶりに100センチとなり、同県香美町(かみちょう)の兎和野(うわの)高原で200センチ、滋賀県長浜市余呉(よご)町の柳ヶ瀬で168センチだった。雪のため、東海道新幹線の名古屋―新大阪間で始発から遅れが出たほか、JR山陰線の一部などで運休が相次いだ。