シーズン中はもちろん、今回のWBCでも圧倒的な存在感を見せている大谷翔平。口数が多いわけではなく、リップサービスが得意なわけでもないが、その言葉には20代とは思えない重みがある。 【写真】試合中の大谷翔平が、かっこよすぎる…! 大谷の言葉を分析すると、彼が「成果」と「結果」を切り分けて考えてきた、ということがよくわかるという。前編記事『大活躍の大谷翔平が、絶対に言わない「まさかの言葉」があった…! 』に引き続き、その「言葉の力」を味わってみたい。 イチローや北島康介など数多くの選手を指導してきたスポーツメンタルトレーニングの第一人者・高畑好秀氏が言う。 「この二つは似たような文脈で使われますが、意味するところは違います。端的に言えば、『成果』は自分自身の行動から直接導かれるもので、『結果』は他者からの影響も加味した最終的な状況を示すものです。160kmを投げることは成果であり、チームの勝利
