スルガ銀行にいわゆるシェアハウスへの不動産担保融資問題が発覚してから、相応の時間が経ちましたが、スルガ銀行の経営はいまだ落ち着きを取り戻してはいない状態にあります。 その中で、2019年10月に日本銀行(日銀)がスルガ銀行に対して経営管理態勢の改善策報告を求めました。理由は、日銀の業務調査に事実と異なる情報を提出したためです。 今回は、この事象について簡単に確認しましょう。 報道内容 日銀のプレスリリース 日銀考査と金融庁検査の違い 報道内容 まずは、本件事象の全体像をつかみましょう。 スルガ銀行 日銀の業務調査に事実と異なる情報提出 2019年10月11日 NHK 日銀は、シェアハウスなどの不動産融資で組織的な不正が明らかになった静岡県のスルガ銀行が「考査」と呼ばれる業務の調査を受けた際に、事実と異なる情報を提出していたなどとして、11日、経営管理態勢の改善策を報告するよう求めました。
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