・『円高円安でわかる世界のお金の大原則』岩本沙弓 ・『国債は買ってはいけない! 誰でも儲かるお金の話』武田邦彦 ・『税金を払う奴はバカ! 搾取され続けている日本人に告ぐ』大村大次郎 ・「改革」を疑え ・『消費税減税ニッポン復活論』藤井聡、森井じゅん ・必読書リスト その二 小泉改革が、景気回復をもたらしたというのは、ほとんど嘘である。戦後最長のいざなぎ景気を抜いた「最長の景気回復」と政府は言ったが、そういう政府自身、デフレ経済からの脱却を宣言できなかった。 米国とならんで、裏で改革を後押ししてきたのは財務省だ。「改革」と言われてきたものの多くが、財政支出の削減でしかなかったことを見ても、それは明らかだ。 年金改革も医療保険改革も、保険料の値上げと、年金の削減、医療の自己負担の増加でしかなかった。国民に安心を与えるための社会保障改革は、逆に国民の不安を拡大した。財政危機が実態以上に、大げさに