JAGAT テキスト&グラフィック研究会の「電子書籍と日本語組版『W3C技術ノート 日本語組版処理の要件』出版記念」セミナーにいってきました。 このセミナーは「W3C 技術ノート 日本語組版処理の要件(JLReq)」が書籍として出版されたことの記念セミナー。 まず前提として「W3C 日本語組版処理の要件(JLReq)」について。 これは「日本語組版の仕様」について解説し、WWWで利用される標準技術としてW3Cに登録されたものの事。W3Cに登録されているので、この全文はWebで読む事ができる。(http://www.w3.org/TR/jlreq/ja/) 全部(無料で)読む事ができるんだけど、今回改めて紙の書籍として出版された。「Webで読めばタダですが、紙にすると5,000円」である。 W3C技術ノート 日本語組版処理の要件 作者: W3C日本語組版タスクフォース出版社/メーカー: 東京
昨年8月に開催された文字の学校主催「シンポジウム 電子書籍の組版を考える」での発表全文が公開されています。 電子書籍の御利益というと、真っ先に浮かぶのがリフロー表示ですが、リフローしても見やすい画面表示(組版)を確保するには、まずそのための組版ルールが必要の筈です。本来はこれほど衆知を集めるべきテーマはないと思うのですが、残念なことにこれを正面から取り上げたのは、この半年も前に開かれた上記のシンポジウムが希少例というのが現実です。 その貴重なシンポジウムの内容が、ようやく公開されました。 シンポジウム電子書籍の組版を考える じつは、このシンポジウムのレポート原稿をずっと書いているのですが、なかなか完成できずにいます。上記のページは、その原稿用に作成した音声起こしが元になっています(もちろん、発表者の皆さんがチェックを入れているので、そのままではありません)。 ここで示されている考察は、リフ
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