本日の読書 お医者さんの日だが、いつも書記をしてくれる秘書は「孫いじり」のために鳥取県へ行ってしまって、ひとりで診察した。数もそこそこだったし、やや「濃い」人もおられたので、疲れた。 昨日までの東京でのアドラー心理学基礎講座応用編は、はじめてお会いする方が7割くらいおられたのだが、質問を見ていると、どうも、「心理学を技術として使って他人を操作する」ことを目的に学んでいる人がけっこうおられて、しかも4日目になっても悔い改めないで、その方向で質問してこられる。アドラー心理学は「相手に言うことを聞かせるうまい手口」を教えようとしているのではなくて、「相手と協力する態度」を教えようとしている。もうちょっと違う言葉で言うと、「口のうまい人」になることが目標ではなくて、「心のきれいな人」になることが目標だ。 アドラーだけでなく、フロイトもユングも、「心のきれいな人」になることをめざして心理学の研究をし