夏バテ防止に食べたくなるものと言えば筆頭は「鰻」ですが、東京下町育ちの私にとっては「どぜう鍋」も夏の食べ物のひとつ。鰻同様に格別夏が旬と言うわけではないのですが、なんとなく「元気が出て夏バテを防止する」的な感じがして、これまでにも主に暑い時期に食べていた記憶があります。 さて、江戸発祥の食べ物である「どぜう鍋」ですが、今となってはお店も減ってきました。東京の三大どぜう屋さんと言えば、浅草の「駒形どぜう」、合羽橋の「飯田屋」、そして高橋の「伊せ喜」と言われてきましたが、「伊せ喜」は数年前に廃業してしまい跡地にはマンションが建っています。深川育ちなので一番馴染みがある「伊せ喜」がなくなってしまったのは残念でなりません。 さてそんな中、今年も暑くなってきたので久しぶりに「どぜう屋」へ行ってみることにしたわけですが、実は三大「どぜう屋」でなぜか私が行ったことなかったのが「飯田屋」です。「伊せ喜」な