文房具はコンパクトな方が良い。以前、そのような記事をいくつか書いた覚えがある。確かに、コンパクトなものは持ち歩くのにも便利だし、使わない時にも収納場所が小さくて済むという利点がある。しかし、使い勝手をある程度スポイルしてしまうという難点はある。今回、機能美にあふれた文房具を手にしてそれを痛切に感じた。 武骨で美しいホッチキス 今回、思いがけず目にしたのがMax社の「プライヤータイプ HP-10」というホチキスだ。通常のホチキス針を使うのだが、持ち手が長くて質実剛健なフォルムが美しい。一目見て「使ってみたい」を思わされた。 この商品を見かけたのが、吉祥寺にある文具と雑貨のお店「36(サブロ)」だ。定期的にご紹介しているお店だが、昭和レトロな雰囲気が漂う素敵なお店だ。定期的に顔を出しては商品を見て回るのだが、ツイッターで紹介されていたこのホチキスには一目ぼれだった。 元々は業務用として作られた