ここ数年,自殺者数が減少し,自殺防止の取組の効果ありと報じられていますが,青年層の自殺率だけは上昇しています。大卒者のシューカツ失敗自殺などが取り沙汰されていることを思うと,さもありなんです。 http://tmaita77.blogspot.jp/2013/10/blog-post_24.html しかるに,今の青年も大変ですが,昔の青年の「生きづらさ」といったら現在の比ではなかったことが知られます。下の図は,20代前半の自殺率の長期推移を描いたものです。当該年齢人口10万人あたりの自殺者数です。分子は厚労省『人口動態統計』,分母は総務省『人口推計年報』から得ています。なお,比較の対象として人口全体の自殺率カーブも添えています。 今世紀以降,青年の自殺率が上昇し,全体の水準に近づいたなどと騒がれていますが,1950年代後半の頃は,この層の自殺率がべらぼうに高かったようです。ピークは195
![昭和30年代初頭の青年の自殺](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9b654e032d1c23f23253677cb47ac09f5ed5bc2d/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2F3.bp.blogspot.com%2F-jG2w7ze1Hrs%2FUtnLSyiKTkI%2FAAAAAAAAFzc%2FJvAKSK4wQgI%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2F%25E9%259D%2592%25E5%25B9%25B4%25E8%2587%25AA%25E6%25AE%25BA%25E2%2591%25A0.png)