侍ジャパンの佐々木朗希が3月3日、アメリカから帰国した大谷翔平と初対面を果たした。大谷は内陸の岩手県奥州市(旧水沢市)出身で、花巻東高校に進学すると、学校近くの寮で暮らしていた。一方の佐々木は沿岸部の陸前高田市生まれで、震災後に隣の大船渡市で暮らし、県立大船渡高校に進んでいる。 お互いが生活していた場所は100キロ近くも離れているし、方言もかなり違っているが、今の若者はテレビなどの影響もあって、昔のような、地域による違った言葉の使い方はしないから、スムーズにコミュニケーションは取れることだろう。 この2人に共通する場所は、岩手の大会で必ず行く、盛岡市内の岩手県営球場であろう。夏の甲子園予選の決勝が行われるのがここであり、大船渡のような盛岡から遠いチームは、盛岡市内に宿泊することになっている。 さて、初対面の2人であるが、大谷の方が年上でもあり、緊張している佐々木の気持ちをほぐすようにしてい