野村農林水産大臣は1日の会見で、前日に福島第一原発の処理水をめぐり「汚染水」と発言したことについて、「福島の皆様を始め関係者に申し訳なかった気持ちでいっぱいだ。あらためて緊張感をもって万全を尽くしたい」と謝罪した。 その上で自身の進退については「今回の反省をふまえ、改めて水産事業者に寄り添って職務にあたりたい」と続投する方針を明言した。 また、記者から、昨日の反省のコメントについて紙を読んでいるように見えると指摘されると、改めて顔を上げて謝罪の言葉を述べるとともに、「私は時々やっぱり口が滑ってしまう恐れがあるので、こうして間違わないように昨日は(紙を)読ましていただいたが、気持ちはもう大変反省をしている」と説明した。
8月29日、鈴木俊一財務相は記者会見で、ガソリンの平均小売価格が一定水準を超えた場合、税を軽減する「トリガー条項」について、「発動は見送る」と述べた。 【ランキング】岸田内閣「もっとも評価できない大臣は?」 鈴木氏は見送りの理由について、「発動終了時に大幅な価格変動が生じて、発動前の買い控えや、終了前の駆け込み、流通や販売の現場に与える影響が大きい」とし、「こうした課題は、いまも解決されていない」と説明した。 トリガー条項は、レギュラーガソリンの平均小売価格が3カ月連続で1リットルあたり160円を超えた場合、ガソリン税の上乗せ分(25.1円)の課税を停止し、その分を減税する仕組み。だが現在、凍結されたままの状態が続いている。8月25日、立憲民主党がトリガー条項の発動などを、経済産業省に要請していた。 減税した場合に「買い控え」が起きるというのは、消費税減税を否定するときにも使われる論理だ。
野村農水相が、福島第一原発から放出する処理水について「汚染水」と発言したことについて1日、批判の声が相次いだ。 野村農水相は8月31日、処理水の放出に伴う水産物支援の協議に出席した後、記者団に対し「汚染水の評価について情報交換した」と発言し、その後謝罪し、撤回した。 発言について松野官房長官は1日の会見で「言い間違いとはいえ発言は遺憾だ。緊張感を持って水産事業者に寄り添った対策に万全を期してもらいたい」と苦言を呈した。 立憲民主党の泉代表も会見で「野村大臣はそれ以前からおかしいなというか気もそぞろと言うか、大事な局面に緊張感を持って事に当たっているように見えない。中国が全面的に禁輸措置をしたのを想定外だったと言うのはひっくり返ったし、この人何を言ってるんだろうなと。このような気の抜けた対応をするのは政権に影響を与える」と語った。 野村大臣の進退については「岸田総理がどう判断するかだ」と述べ
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