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2018年7月14日のブックマーク (4件)

  • 『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む - 関内関外日記

    禅と福音: 仏教とキリスト教の対話 作者: 南直哉,来住英俊 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 2016/08/22 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 南 キリスト教の場合、「神がこの世界をつくった」とか「最後の審判がある」ということが神の言葉として聖書に出てくる以上、これを否定したらキリスト教にならない。ところが仏典は、どこからどこまで読んでも、悟った瞬間どうなったかといった話はない。ニルヴァーナがどういう状態なのか、ニルヴァーナが何であるか、まったくわからない。 結局、一番肝心要のことは読んだ人間が想像して解釈するしかない。その真偽を判定する根拠はパーリ経典のどこにもない。テーラワーダの人が何を言っても「あんたはそう思うのね」以上の話にはならない。 おれは仏教をいろいろと読んでいたが、仏教徒と異教徒の対話というものは読んだことがなかった。山折哲雄と

    『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む - 関内関外日記
  • 読んで!山岸凉子のフェミ二ズムを感じる漫画4選。 - 限りなく透明に近いふつう

    はじめに 今、私の中で山岸凉子さんの漫画がアツいです。 いや、もう今に限らず昔からアツいんですけど、最近また私の中に郷ひろみが宿ったかのごとくアーチチ・アチ状態なんです。 なので今日は彼女の作品を皆様に紹介して熱を発散したいと思います。 山岸凉子先生の代表作やどれほどのベテラン作家か、という基情報は私が書かなくてもネットを調べればいくらでも書いてあるので各自お調べください。 山岸凉子 - Wikipedia 作家生活49年の彼女の作品は、歴史もの、バレエもの、ファンタジー、ホラーetc…実に様々なジャンルに渡り、長編の「日出処の天子」や「アラベスク」といった代表作も素晴らしいんですが、私が今日紹介したいのは90年代以前の短編作品達です。 なぜ私がこれらの作品をピックアップするのかというと、この時期の山岸凉子作品は、根底に流れるフェミニズム精神が実にアツいんですよ! 壮大な世界観のファンタ

    読んで!山岸凉子のフェミ二ズムを感じる漫画4選。 - 限りなく透明に近いふつう
  • それでも今日を生きて行く|サボタイ/和田靜香

    気がつけば、ずっとバイトする人生である。高校1年生。バイトが許される年齢になって最初にやったのは夏休みのお弁当屋さん。大きな仕出し弁当屋で家からも遠くバスを乗り継ぐ。3回も行かないままに辞めた。それからラーメン屋、蛍光灯工場、和屋皿洗い、パン屋と渡り歩き、最終的にファミレスの厨房に収まり、高校時代は卒業までほぼ毎日ぐらいバイトしていた。週末はバイトバイトバイト。夜も学校が終わればバイトバイトバイト。バイトしないで勉強していればよかったのに、お小遣いが欲しかった。映画を見たり、レコードを買ったり、東京にコンサートを見に行ったり、外国の雑誌を買ったり。ひたすら好きな物を手に入れたくて、勉強よりバイトが大事だった。 そんな生き様がDNAに深く切り込まれて影響しちゃったんだろうか、大人になってもバイトをする羽目になった。20歳でろくに通いもしなかった専門学校の英語科だか秘書科だか、もう何を勉強し

    それでも今日を生きて行く|サボタイ/和田靜香
  • 1980年の青年にスマホゲームの面白さを伝えるのは難しいので大正12年の魔法少女の物語を公開します - 山下泰平の趣味の方法

    1980年代の青年にスマホゲームの面白さを言葉で伝えるのはかなり難易度が高い。スマホゲーム面白いし、話せば分るだろって考える人もいるかもしれない。だけど絶対になにがあっても説明するの無理だと思う。そんなもんよかインベーダーゲームのが面白いだろ、車に乗ってたほうが最高だわっていう反応が返ってくる気がする。 反対も同じで2040年から人間がやってきて、未来で流行している娯楽について語られても、なかなか理解するのは難しい。勝手な想像はできるけど、実感するのは無理だと思う。やっぱり娯楽の現物がないと、当に理解することなんて出来ない。 なんでこんなことを考えたのかというと、この間から明治娯楽物語についてのを書いていたからだ。そのは過去のイメージを少しだけ鮮明にすることを目的にして作ってる。例えば幕末のことを頭に思い浮べてみる。私はあんまり興味がないので、貧素な幕末しか考えることができない。幕末

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