ロボットや人工知能などを活用した、革新的なものづくりを目指す、「第4の産業革命」と呼ばれる取り組みが世界各地で進むなか、経済産業省はこの動きに日本企業が乗り遅れないよう具体的な対応策の検討を始めました。 経済産業省によりますと、世界の製造業ではロボットや人工知能、ITといった最新の技術を駆使して、すべての工程を自動化する「第4の産業革命」と呼ばれる動きがドイツを中心に始まっています。このため経済産業省は、有識者からなる産業構造審議会の小委員会を9日開き、日本企業がITを産業分野に本格的に活用するこの動きに乗り遅れないよう、取り組みを急ぎたいという方針を示しました。 これに対して、出席者からは、「今のIT技術の進歩はこれまでの事業戦略を根本から変える次元にまできており、企業の経営者も考え方を変えるべきだ」といった意見が出されました。 審議会では、来年夏にも政府が取りまとめる新たな成長戦略に、