深部地球探査船「ちきゅう」が愛知県/三重県沖海底からのメタンハイドレートの試掘(分解したガスの採取)に成功したそうです(NHKニュース、東京新聞、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構のニュースリリース)。 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)等は陸上での産出試験をカナダでおこなっていましたが、海底からのメタンハイドレート由来のガス採取は世界初です。日本近海の海底に眠るメタンハイドレートの現実的な採掘可能量はそれだけで国内の需要を満たすほどとは思えませんし、そう簡単に採算ベースに乗る商業的開発が出来るとも思いませんが、将来的には非常に意義ある結果だと思います。 なお、ガス採取はメタンハイドレート層から水(海水?)をポンプで汲み上げることによってメタンハイドレートを分解する減圧法を用いたそうです(採掘に大きなエネルギーを必要とする温水の加圧注入などはおこなっていない)。 なお